
伝統的な町並みが美しい倉敷美観地区に位置する観光・文化施設である倉敷物語館。その土蔵展示室にて、倉敷市出身の偉大な漢学者であり、二松學舍大学の創立者 三島中洲とその師 山田方谷の関連資料を展示。漢学教育によって、近代日本の道を開いた方谷・中洲およびそのゆかりの深い人物の足跡を学ぶことができる。
瀬戸内海の魚や地元食材を使った料理を楽しめるお食事処。名物である「鯛茶漬け」は一番人気のメニューだ。ゴマダレをくぐらせた鯛の切り身と香り豊かな山葵そして海苔。熱いお茶を注いで、しばらく蒸らして食べるのがおすすめ。他にも月替わりのランチやすき焼き御膳、鰻玉子重なども楽しめる。徳川八代将軍吉宗の時代に建てられた建物も見どころ。
嘉永(かえい)4(1851)年、阪谷朗廬(さかたにろうろ)が若者たちの人材育成のために、伯父(おじ)・山鳴大年(やまなりだいねん)の協力を得て、簗瀬(やなせ)の桜渓(さくらだに)に開いた塾である。大正2(1913)年、桜渓遺跡保存会によって記念碑が設立された。
赤銅色の石州瓦とベンガラ色の外観で統一された、見事な町並みが約500mに渡り続くエリア。江戸末期から明治にかけ、吹屋の長者達が相談の上で石州(島根県)から宮大工の棟梁を招き、町全体を統一したコンセプトの下に建設した。昭和52年に文化庁から国の重要伝統的建造物群保存地区の認定を受けた。映画「八つ墓村」のロケ地としても有名。
幕末の備中松山藩において、藩政改革を成し遂げた山田方谷の実績について、「儒学者への道」「備中松山藩の藩政改革」「教育への情熱」の3つのテーマに分けて、歴史資料や解説パネルにより、分かりやすく展示・紹介している。
標高430mの臥牛山頂上に天守がある、現存する山城として最も高いところに建つ備中松山城。 こちらを望む展望台は9月下旬~4月上旬の早朝は雲海が出やすくなり、幻想的な景観が望める絶好のシーズン。ただし、 雲海は早朝に天候がよく、朝方と日中の寒暖差が大きいことや無風などの気象条件がそろわないと発生しない。国指定天然記念物の野生猿や降雪に注意しつつ、感動的な雲海に浮かぶ備中松山城に出会おう。
現存天守を持つ唯一の山城で、国指定重要文化財。戦国時代は激しい争奪戦が繰り返されてきた城で、高さ10m以上の巨大な岩壁がそびえ、兵士が苦戦した「難攻不落の名城」の面影を残す。
縦延長450m、最大幅25mもある鍾乳洞。歌人与謝野晶子が「奇に満ちた洞」と呼んだことから「満奇洞」と呼ばれるようになった。無数のつらら石、カーテン、洞穴サンゴが、見事な景観を作り出し、色とりどりのLED照明が美しく照らしている。水と石灰岩が長い歳月をかけ作り上げた自然の造形美は感動的。
A4・A5ランクの千屋牛をリーズナブルに提供するJA直営のレストラン。ご飯は「あしん源流米」コシヒカリを使用。野菜は併設する農産物直売所「ふれあい市場」から直接仕入れた地元産が中心。一番人気は、分厚くカットされた特選のヒレ、ロース、カルビが味わえる「千屋牛セット」。千屋牛の崩れるような柔らかさととろけるような肉の甘味が口に広がる。他にも丼や定食など、さまざまなメニューがある。