
藤戸寺の沙羅双樹(さらそうじゅ)
倉敷エリア|自然環境
平安の歴史ロマンを訪ねて
「平家物語」の冒頭にも登場する沙羅双樹の花


源平の歴史ロマン「藤戸」
倉敷市藤戸は平安時代末期(12世紀末)の源平藤戸合戦の地として知られています。また、同合戦の功によりこの地域を拝領した源氏方の佐々木盛綱が、源平両軍の戦死者と自分が口封じのために殺害したとされる道案内役の漁夫の霊を弔うため、大法要を営んだといわれている「藤戸寺」や漁夫の供養のために供えられたことが発祥の名物「藤戸まんぢゅう」が有名です。このように、源平合戦にゆかりの深い藤戸にはもう一つ、その時代のロマンを感じさせる魅どころがあります。それが、藤戸寺の沙羅双樹の花です。
平家物語の一節にも詠まれた沙羅双樹
「祗園精舎の鐘の声、
諸行無常の響きあり。
沙羅双樹の花の色、
盛者必衰の理をあらはす。」
これは平家物語の冒頭一節ですが、これに登場する沙羅双樹は沙羅樹(さらのき)とも呼ばれ、ツバキ科ナツツバキ属の落葉高木です。その花は直径5㎝程で白く、朝に咲き、夜には落ちてしまうことから“儚(はかな)さ”の象徴とされ、平家一門の栄華と没落にたとえられています。
見ごろは6月中旬です。同時期の数日間だけ普段は入ることができない客殿を開放して「沙羅の花を観る会」が開催されています。開催期間中は1000人以上が、写真を撮ったり、俳句を詠んだりして、楽しいひと時を過ごしています。
(2024.11更新)
諸行無常の響きあり。
沙羅双樹の花の色、
盛者必衰の理をあらはす。」
これは平家物語の冒頭一節ですが、これに登場する沙羅双樹は沙羅樹(さらのき)とも呼ばれ、ツバキ科ナツツバキ属の落葉高木です。その花は直径5㎝程で白く、朝に咲き、夜には落ちてしまうことから“儚(はかな)さ”の象徴とされ、平家一門の栄華と没落にたとえられています。
見ごろは6月中旬です。同時期の数日間だけ普段は入ることができない客殿を開放して「沙羅の花を観る会」が開催されています。開催期間中は1000人以上が、写真を撮ったり、俳句を詠んだりして、楽しいひと時を過ごしています。
(2024.11更新)
団体名
藤戸寺
所在地
〒710-0133 倉敷市藤戸町藤戸57
電話番号
086-428-1129
ポイント
見頃は毎年6月中旬で、同時期の数日間、「沙羅の花を観る会」を開催し、多くの方々が見学に来られます。
関連リンク
倉敷の魅どころ「藤戸寺」
https://www.kurashiki-tabi.jp/rm_see/rm-see102/