倉敷市真備地区 のんびり旅

高梁川中域西岸に位置する真備地区で
歴史・工芸・食・自然に触れるのんびり旅。

弥生時代の史跡が残る、豊かな歴史と文化が息づく町、真備。先人から受け継ぐ特産品に舌鼓を打ち、真備が誇る偉人の軌跡をたどり、森林に親しみ、遙かに広がる緑に癒される。のんびり旅にぴったりな、のどかな風景が続きます。

遺跡ロマン

かつての巨大勢力が残した権力の象徴を巡り往時に思いをはせる

古代吉備王朝のロマンを訪ねて

2018年5月、日本遺産に認定された「古代吉備の遺産」の構成文化財に真備地区の箭田大塚古墳が含まれています。同地区内の田畑や民家の間にも多くの遺跡を確認。長い歴史の中で、雑木林の先の静寂に包まれています。1500年前と同じ歴史風景に立ち、往時に思いをはせることができるのも真備地区の魅力です。

やたおおつかこふん箭田大塚古墳

6世紀後半の築造と考えられる県下三大巨石古墳のひとつ。直径54m、高さ7mの円墳で、内部には巨大な石を精密に組み合わせた大空間の石室が広がります。箭田大塚古墳からは須恵器や土師器、権力の強大さを示す刀剣・馬具・金環・勾玉などが発見されました。

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倉敷の日本遺産は全国最多の3つ!

真備地区の箭田大塚古墳が構成文化財となる『「桃太郎伝説」の生まれたまち おかやま~古代吉備の遺産が誘う鬼退治の物語~』をはじめ、『一輪の綿花から始まる倉敷物語~和と洋が織りなす繊維のまち~』『荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間~北前船寄港地・船主集落~』。の3つの日本遺産が全国最多で認定されています。(2018年5月末時点)

特産品

先人から受け継ぐ真備ならではの自然からの贈り物

竹製品

竹の子の一大産地、真備地区では、竹をインテリア家具や調理道具、消臭剤、食用などいろいろな用途で利用しています。全国で唯一という竹の家具工場もあり、独自の技術で竹集成材を開発し、竹のしなりやすく、反りが少ないといった特徴を最大限に生かした製品づくりを展開中です。独特の強さやしなやかさを秘めたフォルムと、竹ならではの表情を際立たせた家具は、公共施設やホテルなどでも好評を博しています。

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竹の子

粘土質の赤土で育つ春の味覚である真備の竹の子は、やわらかく、えぐみがなく、ほどよい歯ざわりが特徴です。最盛期の4月中旬から5月下旬に行う「筍まつり」は、日の出前に収穫する掘りたて竹の子の直売、試食、掘り体験などでにぎわいます。「真備ふれあい日曜朝市」、真備の特産品を販売する「たけのこ茶屋」でも各種竹の子商品を購入できます。

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ピオーネ

大粒で知られる巨峰を品種改良したピオーネ。1977年には種なしのピオーネ栽培に成功し、ニューピオーネと命名しました。濃厚な甘さと程よい酸味が持ち味で、皮と果肉の間にうま味があるので、皮ごと食べるのがおすすめです。ハウス物はお盆時期、路地物は8月末から9月中旬かけて市場に出回ります。通年では缶詰やジャムなどの加工品で味わえます。

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ゆかりの人物

真備と縁の深い偉人の足跡が暮らしに息づいている

きびのまきび吉備真備

倉敷市真備の出身で、日本の歴史において菅原道真と並ぶ天才とも称される学者です。奈良時代に中国へ2度渡り、算術や天文など多様な文物を日本へもたらし、国政の重鎮として君臨しました。奈良東大寺の大仏殿の建築責任者を務め、兵法や陰陽道、囲碁、書道、刺繍などを日本に広めた第一人者でもあります。
また吉備真備はカタカナの草案者とも言われています。真備町の地名は郷土の偉人にちなんでつけられました。町内には吉備真備の名が付くさまざまな施設も点在しています。

「もうひとつの吉備路吉備国を知る倉敷吉備路新発見歴史巡り」特集[倉敷観光WEB]

よこみぞせいし横溝正史

昭和を代表するミステリー作家で金田一耕助の生みの親(1902~1981)。太平戦争末期、43歳からの3年3か月、岡田村(現 倉敷市真備町岡田)で疎開生活を送っています。その影響から氏の作品には岡山にかかわる地名や人名が幾度も登場。真備の情景を垣間見られます。当時の暮らしを再現する横溝正史疎開宅では地元の方が親から伝え聞いたエピソードを聞かせてくれます。真備ふるさと歴史館では、横溝正史が使用した机や文具を展示中です。

「金田一耕助の小径」特集[高梁川流域観光ポータルサイト]

井原鉄道

見ても乗っても楽しい鉄道ファン垂涎のディーゼル一両編成

井原鉄道と田園風景

高梁川の支流、小田川と旧山陽道に挟まれるように延びるローカル鉄道。総社市(岡山県)と福山市神辺町(広島県)をつなぐ全長41.7㎞のほとんどが高架になっています。田園と竹林と山に囲まれた備中平野をステンレスボディの1両編成の電車が走る様子は、のどかで愛らしい雰囲気満点です。夕焼けを背景に高梁川橋梁を渡るシーンは銀河鉄道をほうふつさせることでしょう。橋脚に壁画を描くなど、各駅が趣向を凝らしているのも特徴です。

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キャンプ場

ホタル観賞もできる美しい自然に囲まれた森林づくりの拠点

真備美しい森

森林に親しむための拠点として1999(平成11)年にオープン。地元の方の協力で管理されているきれいな設備を低価格で利用でき、シーズン中はリピーターでにぎわいます。ビジターセンターやバンガロー、炊事施設、トリムコース、遊歩道、各種遊具などを整備。キャンプ場はテントやシュラフといったレンタルも充実しています。5月は鯉のぼりフェスティバル、6月はホタル&七夕まつりのイベントも開催。

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のんびり旅マップ

平成30年7月豪雨

倉敷市真備地区は、「平成30年7月豪雨」により大きな被害を受けました。
発災直後から、全国の自治体やボランティアの皆さまの多くのご支援をいただき、心温まる支援に感謝の気持ちでいっぱいです。少しずつではありますが、皆さまのお力添えもあり復興への歩みを進めています。訪れていただくこともまた、大きな力となります。
歴史・工芸・食・自然溢れる真備でのんびり旅はいかがでしょうか。