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街ぶら散歩道 レトロな雰囲気が残る児島 味野を散策

瀬戸内海に面した児島半島の西部に位置する倉敷市児島地域。高梁川の沖積作用や近世以降の干拓により本州と陸でつながり、塩田と新田を活用した産業が発達します。塩分に強い綿花の栽培が盛んになり、繊維工業が発展。真田紐、織物、足袋などの製造を手がけ、1880(明治13)年には国内最初の民間紡績所である下村紡績所が設立されました。戦後、学生服の製造が盛んになり、昭和30年代には児島の学生服が生産量日本一に。繊維工業の発展に伴い、全国からやってきた集団就職の女子が児島地域にあふれ、街は活気づきました。彼女たちでにぎわったのが当時、映画館やダンスホールなども並んだ味野商店街ですが、昭和40年代をピークに集団就職の女性も徐々に減少し、味野商店街は取り残されてしまいますが、2010(平成22)年に、まちの活性化を図るため、児島ジーンズストリート構想がスタート。豊かな観光資源を活用し、歴史情緒を感じさせる児島ならではのまちづくりが展開されています。

街ぶらポイント

  • 児島ジーンズストリート

    ジーンズの聖地として全国からジーンズ好きが足を運ぶ児島ジーンズストリート。児島の中心に位置する味野商店街の空き店舗を活用して、2009(平成21)年にスタートしたまちづくりも、現在ではジーンズショップにカフェや雑貨店、ギャラリーなども加わり、にぎわいをみせています。特筆すべきは、400mほどの商店街に塩田王の旧宅や由緒ある寺、銀行跡、郵便局跡、ジーンズをモチーフにした公衆トイレといった、江戸時代から現代までの建物めぐりが楽しめることです。他にも看板やモニュメントなど、あちらこちらでジーンズ仕様に出合えます。

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  • 旧野﨑家住宅

    約3千坪の敷地に長屋門から主屋、蔵、納屋などの建造物が江戸時代末期の建築当時の姿ですべて残っています。塩田王と呼ばれた野﨑武左衛門が築いた庭園には日本三名園の一つ、岡山後楽園との共通点が散見できるのも特徴です。名園にあるものが置かれており、植栽ではクロマツやソテツ、サツキ、モッコク、30種類もの苔などが四季折々の彩りを楽しませてくれます。石組では子孫繁栄のための19の陰陽石、同じように切っている三尊石を配置。裏山に施した長さ50mにもおよぶ曲線の石組も必見です。

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  • 持宝院

    高僧の行信僧都が738(天平10)年に開基したと伝わる古刹。児島ジーンズストリート沿いにあり、参道から入った所に標石と並ぶ佛足石はお釈迦様の足の型を取っているもので、気持ちを込めて触ることでお釈迦様の徳をいただけるといわれています。境内には凛とした空気が漂い、水をイメージして掃き清めた白砂を囲むように、江戸時代初期に建てられた客殿、秘仏の薬師瑠璃光如来を安置する本堂、十一面観世音菩薩をお祀りする観音堂などが立ち並びます。平成の小堀遠州の異名を持つ庭師、北山安夫氏による日本庭園を造園中です。

    岡山県倉敷市児島味野2丁目5-8 TEL.086-472-2240

    早島町の中心部にある「早島公園」には約200本の桜の木があり、桜の名所として知られています。開花の時期には桜のライトアップも行われ、毎年多くの花見客が訪れています。
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スクープ!地元民だけが知る未開拓話。

味野公園

児島市民交流センターの東隣にある、橋の公園。瀬戸大橋の架橋を記念して造られました。日本に古来より伝わる橋の姿をテーマにした園内には11の橋が架かります。中心になるのは、浮世絵師・葛飾北斎が描いた『夢の百橋』や『諸国名橋奇覧』に登場する橋です。他に琉球の石橋、屋根付きの家橋、飛越の堺つりはしなど、珍しい橋を回遊しながら渡れるように工夫を施しています。各橋は観賞するオブジェであり、ビュースポットとしての役割も果たしています。また、サザンカやソメイヨシノ、バラといった四季折々の植栽観賞も楽しめます。

アスレチックのようなユニークな橋は子供たちに人気

お話をうかがった あかい靴 代表取締役
藤本 十七三さん(左)
児島商工会議所
片山 裕之さん(右)

ちくりん

1975(昭和50)年オープンの洋食店。ここでしか味わえないドレッシング、マヨネーズ、ソースは全て手作りした優しい味わい。開業当時からの看板メニューは、美味しさと優しさを包んだオムライス。オリジナルソースにシナモンを利かせた、「ちくりん」ならではのアレンジが光る晩品。また、昼夜問わず注文できるランチ類もオススメです。

岡山県倉敷市児島味野1丁目7-19 TEL.086-472-2187

街ぶらマップ