奥田商店

倉敷エリア|明治時代の創業

商店街のおもちゃ屋さん

玩具販売業
※2020年春リニューアルオープン

創業者は元武士

 奥田商店の創業は明治14年(1881年)。かつて武士として池田藩に仕えていた初代の奥田峰太郎氏が、明治に入り新しい仕事として現在の場所で店を開いたのが始まりです。当初は何を扱っていたのかはっきりとは分かりませんが、明治32年(1899年)にはひな人形を販売していたことが当時の台帳に残されています。その後、酒や煙草なども扱いながら、昭和20年頃に玩具、人形を主な商品とするようになりました。戦後すぐの物がない時代、現在の店主である奥田加代子氏の母親は、現金を持って岡山まで仕入れに通ったそうです。

最近はオリジナルアイテムに注力

 現在のお店は玩具が中心。それも小学校低学年までを対象とした乳幼児向けのものを主にそろえています。そういった玩具は、最近問屋自体が少なくなっていることもあり、仕入れ先を探すのにも苦労するほど。それでもコンピューターゲームなどを扱わないのは奥田氏のこだわりです。また、花火も日本製のものを積極的に仕入れるようにしています。
 最近、力を入れているのは手作りのオリジナルアイテム。干支にちなんだ「木目込み(きめこみ)人形」や「高砂人形」は奥田氏自身が布を吟味して木目込む一点物で、暖かみのある雰囲気が見る人の心を和ませます。

「街のおもちゃ屋」の火を消さない

 現在の客層は観光客が中心で、特に土日は通りがかりにふらっと立ち寄るお客さんが多いそうです。そういったこともあり、商売をする上で一番大切にしているのは「真心のお付合い」。一見さんであっても、一人一人との出会いに心を込めるのが奥田氏の信念となっています。
 今は大型店に押され、奥田商店のような小さな玩具店はなかなか大変だとか。それでも「街のおもちゃ屋の火を消したくない」との思いがお店を支え続けています。
 
(2021.12更新)

所在地

〒710-0055 倉敷市阿知2-23-7

電話番号

086-422-3052

代表者

奥田加代子

創業

明治14年(1881年)

従業員数

1