高城染工場

児島エリア|大正時代の創業

藍染め、染め直し、藍染めや生成りの衣類、小物のファクトリーブランド「blue in green」の企画・製造・販売

繊維の町・児島で染色工場として創業

 『高城染工場』は大正10年(1921年)、繊維の町・児島で創業しました。初代・高城伊吉氏は地下足袋や畳縁の染色と学生服の糸染めを手掛け、養子として迎えた2代目・角南愛太郎氏が軍服などの染色を始め、黒やカーキなど、注文の色染めに対応していました。3代目の角南浩平氏の代になると、カジュアルな服装の流行を背景に、大手ジーンズメーカーからの注文を受けて、ブラックジーンズの黒染めが主流になりました。デニムの原反をジッガーと呼ばれる染色機で染め、乾燥まで行うため、工場内には大きな機械が並んでいました。

藍を使った手染めにシフト

 4代目・角南浩彦氏は昭和46年(1971年)、児島に生まれました。東京で広告関連のデザイン事務所勤務を経て、染色工場で化学染料の知識と扱い方を身に付けました。その後、ニューヨークに渡り、幼い頃から身近にあったファッションのドローイングとパターンを学び、帰国後は父・浩平氏の仕事を手伝っていました。しかし1980年代後半以降、国内のアパレル業界では、費用を抑えられる海外での加工・生産が増え、日本での染工の業界は衰退に向かっていました。家業を引き継いだ浩彦氏は、藍染めを見て、藍の色は廃れることがない色だと感じ、仕事にしたいと考えるようになりました。

ファクトリーブランド「blue in green」

 浩彦氏は藍染めを学ぶため3年間、週末になると徳島県の藍農家に通い、藍の植え付けから刈り入れ、発酵を経て本藍染料が出来上がる現場に身を置き、昭和64年(1989年)から自社工場で藍染めを開始しました。また、使うほど味わいの出てくる藍の素晴らしさを伝えたいと、平成12年(2000年)頃、自社のオリジナルブランド「blue in green」を立ち上げました。上質な麻やコットンなど、様々な素材を使った、生成りや白、デニムの服があり、「丈夫で長く着られて、かろやかで動きやすく、年齢を問わないスタイル」をテーマに、パターンとシルエット、着心地にこだわっています。こちらでは、手持ちの服を藍に染める「染め直し」もできるため、購入当初はオリジナルの色と風合いを愉しみ、数年後に藍染めにして新しく生まれ変わらせ、さらに長く愛用できる点が魅力です。児島で生まれた老舗企業として、この地を訪れて欲しいという思いから、令和6年(2024年)3月、ショップをリニューアルオープン。併設の工場では藍染めの体験もできるようになりました。
(2024.3更新)

所在地

倉敷市児島下の町7-2-6

電話番号

086-472-3105

代表者

角南浩彦

創業

大正10年(1921年)

ポイント

藍染め体験は要予約、直営店『shop River』(TEL:086-472-3105)は営業時間13:00〜17:00、不定休(【Instagram】にて確認)、P3台

ホームページ

https://www.takashiro.info

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