横佐古畳店(よこさこたたみてん)

児島エリア|大正時代の創業

家族で代々受け継いだ技と心を大切に

畳製造・建設業

代々「信用」を何よりも大切にして続けている児島の老舗畳店

 学生服製造、作業服メーカーが軒を連ねる、児島・田の口。ここに大正時代から続く、畳店「横佐古畳店」はあります。初代・横佐古重八(じゅうはち)氏は元々、徳島県で生を受けましたが、海を渡り児島・下の町で畳店を大正時代に創業し、その後、田の口へと移転しました。昭和40年前後に息子・孝氏が跡を継ぎ、祖父と父の畳を仕上げる姿を見て育った息子である良男(現・代表)も、昭和60年代に代がわりをし、創業から今に至り横佐古家で老舗畳店を守り続けています。  「横佐古畳店」が大切にしていることは「信用」。中には畳替えをする際、自由に出入りできるように、顧客が家の鍵を預けられるほど。また、顧客の負担にならないように行動することを心掛けているそうです。

児島は畳の材料が近くで揃う好立地

 創業時は原材料であるイ草を早島町から調達し、加工、そして畳製造を行っていました。現在では業者で畳床、畳表、畳縁を仕入れ、横佐古畳店で畳を完成させています。現代表・横佐古良男氏が「児島は畳の材料が近くで揃います」と語るように、近隣に畳床、畳表の業者があり、畳縁は全国でもトップシェアを誇る児島・唐琴で揃えることができます。特に唐琴は田の口から車で約5~10分ほどの距離のため、畳縁製造企業との付き合いは長く深く、お互いに切磋琢磨する仲です。

畳を造るだけでなく、畳の文化も伝えたい

 地元の顧客の付き合いも長く、代々で横佐古畳店は畳替えを依頼されるご家族もあれば、岡山県南部を中心に幅広く畳を提供しています。しかし、家の様式の主流が和風から洋風へと変わり、一軒の家でも面積のほとんどはフローリング床で、畳部屋はあっても一室という時代。高度成長期、バブル期と比較するとその需要は明らかに減少しています。さらには後継者の課題もあり、良男氏は「畳の発注はゼロにはならないけれど、これからもっと減っていくだろう」と懸念されています。  少しでも若い世代に畳に触れてもらうため、地元の畳縁企業と協力し、地元倉敷市の幼稚園と保育園に畳の寄贈をしています。子どもたちは嬉しそうに、良い香りのする畳を見て触って寝転んでいたそうです。
 これからも「横佐古畳店」はお客様の目線に立った商売、そして日本の文化である畳を造り続けるため、ここ田の口で日々、畳と真剣勝負をしています。
(2013.09-10)

所在地

〒711-0903 倉敷市児島田の口7-4-17

電話番号

086-477-7451

代表者

横佐古良男(代表)

創業

大正時代後期