株式会社スワ商店

倉敷エリア|大正時代の創業

価値が見直されるイ草の上敷や小物を製造

       イ草インテリア製品の製造と販売

イ草の仲買業として創業

 イ草を使った上敷を中心に玄関マットや座布団、寝ござなどの製造・卸売を行う株式会社スワ商店。その始まりは大正14年(1925年)、高梁川沿いの倉敷市水江の地で、諏訪玉一がイ草の仲買業として創業した『諏訪玉一商店』でした。江戸時代に干拓された高梁川沿いの河口付近の新田は、塩分を含んでいたため米ではなく綿やイ草が栽培され一大産地となりました。水江には生産農家だけでなくイ草製品の製造業者が軒を連ねていました。諏訪家は平安末期から高梁川流域で活躍した日本刀の刀工・青江派の家系で、長くこの地に暮らし、創業以前からイ草の売買に携わっていました。高梁川の大改修が完成した1925年、現在の地に移転し、その後は仲買から製品の問屋業、製造へと事業を発展させてきました。敷地には公民館として使われていた大きな梁のある倉庫や、50年以上稼働する裁断の機械などに歴史が感じられます。

大手ECサイトで人気の上敷

 昭和50年(1975年)、創業50周年を迎えたことを機に『株式会社スワ商店』として法人化し、10人の従業員で10数億円を売り上げました。平成20年(2008年)頃から一般消費者向けに始めたインターネット販売を開始しました。1日100件を超える注文が入るようになりました。現在の製造では、熊本産や品質の優れた海外産のイ草を織り上がった原反を仕入れ、工房で裁断、縫製、発送を行う体制を整えています。上敷の場合、原反を裁断して畳縁(たたみべり)を縫い付けて完成するまで約24分。メイン販路となる大手ECサイトでは『イ草工房』の名称で販売し、1営業日内の発送対応率が95%超と品質の高さと同時に迅速な対応でも顧客を増やしています。

イ草の伝統を後世につなぐ役割

 かつて高梁川河口の地域に多数あったイ草の生産農家は1軒のみとなり、縫製に携わる人の高齢化も進んでいます。しかし代表取締役の諏訪岳史さんは、製造者が減っていることでかえって上質のイ草製品が求められている実感があるそうです。「繊維・イ草産業を倉敷・早島の風土に残したい」との思いで製造・開発を続けながらイ草文化の普及に努めています。
(2026.09更新)

所在地

〒710-0802 倉敷市水江999-5

電話番号

086-465-1029

代表者

諏訪岳史(代表取締役社長)

創業

大正14年(1925年)

従業員数

3名

ECサイト

Yahoo!ショッピング「イ草工房」
https://store.shopping.yahoo.co.jp/igusa-koubou/ 
 
楽天市場「イ草工房」
https://www.rakuten.co.jp/igusa-suwa/