岡本興業 株式会社

児島エリア|平安~江戸時代の創業

今までもこれからも地域とともに

不動産管理業

時代の荒波を乗り越えた老舗企業

 児島の位置する児島半島は古代、吉備の児島として知られる瀬戸内海に浮かぶ島であり、児島の北側の本州と挟まれた海域は吉備の穴海または吉備の中海と呼ばれ、瀬戸内海の主要な航路の一つでした。近世には、中海の干拓により岡山平野と陸続きの半島となり航路が消滅しますが、一方で児島は四国に最も隣接する本州の一部としても重要性を高めていき、近世江戸時代には金比羅詣のブームを受けて全国から四国への旅人が往来する地となりました。また、先史時代からの産業であった製塩業や古くから発達した宗教施設や海運業がさらなる発展をとげ、その後の児島の基幹産業に発展する繊維産業も誕生します。この児島に歴史に放浪されながらも、力強く事業を継承してきた老舗企業「岡本興業」があります。

地域の人々へ娯楽を提供

 「岡本興業」は初代の米岡亀一郎氏が海運業を創業。現在も当時の船の舵や瑜伽大権現に寄進したお札が大切に保管されています。海運業の衰退に伴い、その後、大正8年(1919年)に米岡鹿平治氏が芝居小屋を建てます。当時の児島は地域の主要産業となっていた製塩業とともに織物・縫製業が近代化の中でさらに集約され多数の企業が興隆しました。特に足袋の生産では大正時代には全国一の生産量を誇っており、内外から多くの労働者が集まっていたこともあり、味野劇場は地域の憩いの場として娯楽を提供してきました。昭和2年(1927年)に米岡鹿平治氏が逝去すると妻茂登(もと)さんが事業を継承しますが、女手での事業は並々ならぬ苦労だったようです。その後、昭和21年(1946年)より事業を継承した5代目岡本正男氏が昭和40年(1965年)に岡本興業株式会社として法人化します。時代とともに芝居小屋は閉鎖しますが、地域の皆さんに憩いの時間を提供するという信念から、映画館事業へと転換し、味野劇場を開設します。正男はこの映画館事業に精力的に取組み、児島という地域を超え、広島スカラ座、岡山松竹などの映画館経営へと事業の拡大を図りました。

今までもこれからも地域とともに

 現在では賃貸マンションや駐車場などの不動産管理業に業態を変えています。現社長の岡本紀久雄氏は青年会議所やロータリークラブ、児島商工会議所の要職を歴任され、地域の発展に貢献をしています。これは、脈々と受け継がれた、地域とともに有らんとする事業化のDNAが受け継がれているのかもしれません。「岡本興業」時代とともに、地域とともに事業に取り組んできた倉敷の誇るべき老舗企業なのです。

所在地

〒711-0913 倉敷市児島味野1-14-29

電話番号

086-473-7300

代表者

岡本紀久雄

創業

江戸後期