御佐曽宇(おんさそう)

水島エリア|まつりと文化

呼松の歴史ある伝統行事

毎年元日未明に呼松八幡神社で行われている年頭の伝統行事。奏上者が呼松の新たな一年の多幸を祈りながら、約30分にわたって奏上文を朗唱する。

呼松の新たな一年の多幸を祈りながら
奏上文を朗唱

 水島地区の東に位置する呼松町は、以前は町の半分以上が漁業関係者の港町として賑わった歴史のある町です。現在も昔ながらの伝統行事が毎年行われています。
呼松に伝わる伝統行事「御佐曽宇」は、毎年元日未明に呼松八幡神社で行われている年頭の伝統行事です。昭和39年(1964年)から昭和47年(1972年)までは中断していましたが、650年以上も続いている呼松の一番大きな行事です。
 そのいわれは「大晦日に船が夜走りすれば魔がさす」という迷信を信じた漁師が船に知らせるために山に登って目印の火を焚き、「早く帰って正月をせよ。」という合図をおこなったそうです。そのため夜中に火をたいて酒を飲みながら歌を唱えていたのがいつしか太鼓に合わせて祝い詞に節をつけて唱えるようになったと伝えられています。
 当番地区から選ばれた奏上者が、呼松の新たな一年の多幸を祈りながら、約30分にわたって奏上文を朗唱します。その光景はとても神秘的かつ情熱的。参拝者が静まり返った中、奏上者の声と太鼓の音のみが元旦の早朝の境内に響き渡ります。近年は、テレビで放映されるなど地元以外からも注目されている呼松の歴史ある伝統行事です。
(2021.11更新)

団体名

呼松八幡神社

所在地

倉敷市呼松2-4-10

電話番号