亀島山地下工場

水島エリア|歴史的建造物・神社仏閣・史跡

平和の大切さを実感できる数少ない戦争遺跡

第二次世界大戦中、地下につくられた三菱重工業水島航空機製作所の工場。亀島山地下工場と呼ばれ、トンネルの総延長は約2km。

平和の大切さを実感できる数少ない戦争遺跡

 亀島山は岡山県倉敷市の水島コンビナート入口にある高さ78メートルの小山です。その地下に全長約2,000メートルの横穴が掘られています。アジア・太平洋戦争の末期に建設された三菱重工業水島航空機製作所(現:三菱自動車水島製作所)は、空襲の被害を少なくするため、工場を分散疎開させました。その一つが亀島山地下工場です。今も当時の構造をほとんどそのまま留め、多くの遺構があります。中に入ると戦時期にタイムスリップしたような緊迫感に包まれ、戦争をイメージし平和の大切さを実感できる数少ない戦争遺跡です。内部の構造は、東西5本(1~5号)の主トンネルとそれを結ぶ南北28本の連結トンネルがあります。また、1号トンネルは幅約7m、高さ約4mで、部分的にコンクリートで被覆されており、北側ほど狭く未完成の箇所が多くなっています。

後世へ「残されたメッセージ」を伝えて行く

 もっぱら朝鮮人によって過酷な労働条件の下で強制的に掘られました。朝鮮半島から強制的に徴用された人もいました。1号と、2号との連結トンネルに、昭和20年(1945年)4月に工作機械が運ばれて、仕事をしていたことが明らかになっています。戦争を体験された方も年々少なくなっていますが、二度とこのような悲劇がおこらない様に、我々の心の中に戦争の悲惨さを刻み続けて、世界へ平和の尊さを訴え続けて行かなくてはなりません。
「危険地下壕」を埋め戻す特殊地下壕対策事業の対象となりました。
この事業は、鹿児島県の地下壕で中学生の死亡事故が起きたことで、戦時中に日本軍などによって作られた地下壕などを調査し、危険な場合、入口を封鎖したり地下壕全体を埋め戻したりしています。そこで、見学者の安全と地下工場の公開を両立させるため、倉敷市による地質調査と保全対策が求められており、私たち一人一人が過去の歴史を振り返り、向き合うことで、後世へ「残されたメッセージ」を伝えて行く必要があります。
(2021.11更新)

団体名

亀島山地下工場を語りつぐ会

所在地

〒712-8025 倉敷市水島南春日町13-1

電話番号

086-448-3369
※電話番号は倉敷医療生協健康事業部のものです。

ホームページ

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