真備町竹のオーケストラ

真備エリア|交流・教育・学習

真備町の竹工芸品の制作者による手作り竹楽器で演奏活動を行う

真備の竹から楽器を作り、オーケストラを結成

 西日本有数のタケノコの産地・真備町。地域の竹工芸品制作者による手作りの竹楽器で、多彩な音楽を奏でる『真備町竹のオーケストラ』。その結成は、真備町が倉敷市に編入合併する以前の平成8年(1996年)のことでした。町おこしのひとつとして、「真備の竹で、何かをしよう」という話が持ち上がりました。その頃、折しも音楽評論家の横溝亮一氏が、父・横溝正史(第二次世界大戦中、真備町岡田に疎開)の縁で真備町に滞在しており、「竹の楽器を作って演奏をしてみては」と提案してくださったそうです。こうして竹の楽器を作るところから、活動がスタート。最初に出来上がったのは、木琴の木の部分に竹を使った「竹琴(ちっきん)」でした。これがメロディを奏でます。ほかに、太い竹筒の断面に皮を張って太鼓にしたものや、木魚のような竹魚(ちくぎょ)、複数の竹筒を揺すり、そのぶつかり合う軽やかな音が音階を形成するインドネシアの民族楽器「アンクルン」、竹のカスタネットや、竹のパンフルートなどが制作されました。現在、オーケストラのメンバーは小学生から大人まで約15名います。中・高・大学生も部活や勉強の合間を縫って演奏会に駆けつけ、これまで『ハートランド倉敷』や『春宵あかり』のほか、平成21年(2009年)にはニューヨーク・フィルハーモニックと一緒に演奏をしました。

平成30年西日本豪雨を乗り越えて活動続行

 世代を越えて親しまれる楽曲を演奏するため、メンバーは毎週日曜の午後、練習をします。以前は『マービーふれあいセンター』(真備町箭田)で行なっていましたが、平成30年7月豪雨により大きな被害を受け、その改修が終わるまでの間、倉敷産の竹で家具や雑貨を製造する株式会社テオリ(真備町服部)の工場の一角で練習しています。楽器の台の制作や、演奏会では楽器の搬入などでもサポートを受けています。
 『真備町竹のオーケストラ』代表の守屋益子さんは、このオーケストラを続けられる理由を「いろいろな会場で、いろいろな人と触れ合えること。そして『竹の町・真備町』の特色ある文化として大切にしたいから」だと言います。豪雨災害ですべての楽器が水に浸かりましたが、一つひとつの楽器を丁寧に洗ってくれたボランティアの方々や、電子ピアノやキーボード、グロッケンの寄贈、楽器の修理をしてもらうなど、県内外から多くの支援を受け、新しいつながりが生まれています。 (2020年1月)

団体名

真備町竹のオーケストラ

電話番号

080-7040-6273

代表者

守屋益子