倉敷市立美術館

倉敷エリア|観覧

郷土ゆかりの美術を広く市民に

丹下健三の設計による旧市庁舎の建物を利用した美術館。郷土ゆかりの作家の作品を約11,000点余り収蔵しています。

かつては倉敷市庁舎であった

倉敷市立美術館の建物は本来、倉敷市庁舎として昭和35年(1960年)に建設されたものです。当時、戦後の水島工業地帯の造成などで地域の都市化が急速に進んでいたこともあり、発展しようとする倉敷市の都市構想の一環として計画されました。白壁やなまこ壁、倉敷川の柳並木や大原美術館という一般的に定着した倉敷のイメージに加え、倉敷の新たなシンボルとしての建物が望まれていました。 設計を依頼された日本を代表する建築家の丹下健三氏は、「倉敷市の伝統と近代的発展にふさわしい、しかも市民のよりどころにふさわしい建物をと思って設計した。」と述べています。

美術館としての再生

その後、隣接市との合併により、人口だけでなく、行政需要の拡大した倉敷市は昭和55年(1980年)に市庁拡大のため、移転することになります。その3年後に旧市庁舎は倉敷市立美術館として再生されました。天井が高く、ほとんど障がいなく拡がる床スペースは、美術館への転用に向いていました。 改築の設計を担当したのは倉敷市出身の建築家・浦辺鎮太郎(うらべしずたろう)氏。倉敷アイビースクエアや現・倉敷市庁舎など、市内だけでも多くの建築を手掛けた、倉敷のまちづくりを支えた建築家です。浦辺氏は、可能な限り丹下建築の特長を残しながら美術館としての機能を持たせることに努め、美術館として生まれ変わっても、「現代の校倉造り」と呼ばれた外観をほとんど損なうことはありませんでした。2020年、美術館の建築は、国の登録有形文化財になりました。

美術の教育・普及にも貢献

美術館では、郷土出身の日本画家・池田遙邨の作品(写真は「森の唄」1954年作)を中心に、日本画、油彩画、水彩画、版画、彫刻、工芸など様々な分野にわたる郷土ゆかりの作家の作品を収蔵し、その点数は11,000点余りにのぼります。こうした収蔵品を展示する展覧会をはじめ、独自に企画した特別展のほか、共同主催で開催する「倉敷美術展」や「倉敷っ子美術展」などを、毎年行っています。 また、作品の展示だけではなく、関連したイベントとして講演会やワークショップなどを開催。そのほかにも、美術にかかわる技術の指導を目的とした美術実技講座や、様々なテーマで講演を行う美術教養講座も実施しています。美術実技講座では、水彩画、日本画、石膏デッサン、石版画、銅版画の技法指導を行い、美術教養講座では、広く美術一般からテーマを設定し、講師を招いて講演会を開催しています。 さらに、生涯学習に関する講演会や会議、作品発表の場として会議室、展示室などをレンタルスペース(有料)として提供しています。(ただし、利用目的によっては、お貸しできない場合があります。詳しくは、お問い合わせください。) (2024.2更新)

団体名

倉敷市立美術館

所在地

〒710-0046 倉敷市中央2-6-1

電話番号

086-425-6034

代表者

坂田卓司(館長)

ポイント

開館時間:9:00~17:15
休館日:毎週月曜日(祝日または振替休日の場合
は翌日)
年末年始(12/28~1/4)
そのほか、臨時休館する場合があります。
観覧料:一般 210円/高大生 100円/小中生 50円
※団体料金あり。
※倉敷市内の小中学生は、「いきいきパスポート」
または生徒手帳の提示で無料。
※高梁川流域パスポートを提示した小学生は無料(平日除く)
※65歳以上の方、および心身障がい者とその付き添
いの方1名は無料。
※特別展料金は別途設定。