
倉敷れたす
倉敷エリア|地場食品
人工光で栽培期間中農薬不使用、水耕栽培の野菜を生産
電気設備技術を活かして農業に進出
人工光を使い、水耕栽培したレタス「倉敷れたす」が市場に登場したのは平成28年(2016年)のことでした。手がけたのは倉敷市に本社を置く旭テクノプラント株式会社。浄水場など水処理に関わる電気設備を中心に、各種プラントの電気・計装・通信設備の設計施工と試験調整・保安管理まで一貫したサービスを提供する企業です。
平成26年(2014年)から新たな事業として農業分野の調査研究を開始し、農業従事者の減少や高齢化や異常気象といった社会的・環境的変化を背景に安心・安全な野菜を一年中安定供給できないかと考えました。自社の電気設備技術を活かして植物工場に関する調査研究を岡山大インキュベータでスタート。建屋の中で太陽の光の代わりに特殊なLED照明を当て温度管理しながら栽培するレタスの生産の研究を開始しました。
平成26年(2014年)から新たな事業として農業分野の調査研究を開始し、農業従事者の減少や高齢化や異常気象といった社会的・環境的変化を背景に安心・安全な野菜を一年中安定供給できないかと考えました。自社の電気設備技術を活かして植物工場に関する調査研究を岡山大インキュベータでスタート。建屋の中で太陽の光の代わりに特殊なLED照明を当て温度管理しながら栽培するレタスの生産の研究を開始しました。
安心・安全な野菜を一年中安定供給
「倉敷れたす」には現在、フリルのような葉でシャキシャキとした食感の「フリルレタス」と大きな葉っぱでやわらかな食感の「グリーンリーフ」の2種類があります。倉敷市役所近くのビルの上層階3つのフロアを植物工場として、令和5年度(2023年度)の生産量は倉敷市内のほかの植物工場と合わせて約4トンにのぼりました。24時間、栽培養液を流して生産される野菜は農薬不使用のため水洗いが不要で、光や温度を制御することで大きさや色、味や栄養価など品質が 安定します。完全閉鎖型の野菜工場という栽培環境ゆえに雑菌の付着が少なく日持ちし、また季節や天候に左右されない計画生産が可能なため、価格の変動もありません。栽培養液に特別な肥料を加えることで「低カリウムレタス」や「高鉄分レタス」といったレタスも生産しています。
(2025.01)
(2025.01)
団体名
旭テクノプラント株式会社
所在地
倉敷市白楽町380-3
電話番号
086-430-0123
代表者
代表取締役 藤森 健
アグリ事業部カンパニー社長 三野 裕紀
ポイント
人工光型植物工場の運営
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