干し柿加工品

玉島エリア|地場食品

干し柿を使い、伝承製法でつくる菓子「柿巻」

干し柿の菓子、国産果物のゼリー、羊羹の製造・販売

栄養豊富な干し柿を使った菓子

 渋柿を干して乾燥させることで、渋みが抜けて甘くなった干し柿は、平安時代の『延喜式』に登場するほど歴史は古く、菓子として朝廷や公家社会で用いられてきました。正月には鏡餅と一緒に神に捧げるなど縁起物として大切にされ、また寒い季節の保存食としても重宝されてきました。昭和43年(1968年)、倉敷市玉島で創業した『國和産業株式会社』は、創業者である友國博氏が栄養豊かな自然食品である干し柿に着目し、より日持ちがするよう加工した「柿巻」をつくったことから始まりました。「柿巻」は干し柿を開いて種とヘタを取り、伝承製法で果肉を巻き固めたもので、藁に包んだ一本に6〜8個の干し柿を使った贅沢な茶菓です。江戸時代に北前船の寄港地となり、茶文化が花開いた玉島の地で、茶菓子としても親しまれるようになりました。

岡山で初、柿のジョイント栽培を開始

 干し柿を使った菓子としては「柿巻」のほか、ひとくちサイズを個包装した「やま柿」や瀬戸内産レモンを加えた「檸檬柿」、また西条柿にコクのあるバターを挟んだ「西条柿ミルフィーユ」、1個の干し柿に柚子餡を包んだ「柿あんあん」など豊富な商品展開があります。また柿や白桃のようかんや「シャインマスカットゼリー」、岡山市北区でパクチーと黄ニラを生産する「岡パク大使」植田輝義さんの岡山マイルドパクチーを使った「パクチーゼリー」といった話題の品もあります。長年にわたる柿の菓子製造を通じて得た知見を生かし、令和2年(2020年)には農産事業部を立ち上げ、柿のジョイント栽培を開始しました。並んで植えた柿の木を接ぎ木によって連結し、集合樹に仕立てるもので、管理がしやすく、収穫までが短縮化される栽培方法です。現在、試験場で100本、新設した浅口工場で800本の柿を栽培し、収穫が見込まれる数年後には、菓子の製造だけでなく、農産品やギフトとしての生の柿も市場に登場する予定です。(2024.3)

団体名

國和産業株式会社

所在地

倉敷市玉島乙島7132

電話番号

086-526-8373

ポイント

加工食品開発・製造・販売、農業(柿の栽培・管理)。1971年、國和産業株式会社を設立。

ホームページ

https://www.kuniwa.net