泣菫饅頭・泣菫煎餅

水島エリア|菓子類

連島の文豪・薄田泣菫(すすきだきゅうきん)にちなんだ和菓子

水島・連島で生まれた巨匠・薄田泣菫の名前にちなんで作られた、
泣菫饅頭(きゅうきんまんじゅう)(160)
泣菫煎餅(きゅうきんせんべい)(15枚入 630)

水島にあるお菓子屋さん「キューキンドー」

 水島の中国銀行連島支店の裏の細い道を歩くと、お菓子屋「キューキンドー」があります。中に入るとショーケースに美味しそうな洋菓子、和菓子が並んでいます。
 現在は4代目・森岡剛氏が店を継いでいますが、キューキンドーは昭和26年(1951年)に武氏の義祖父である初代・森岡昌太によって開業されました。戦前、昌太氏はピーナッツ煎餅を製造し、売り歩いていましたが、太平洋戦争がはじまり一度お菓子作りはできなくなりました。そして、戦後に今あるお店の場所でお菓子製造・販売をするようになりました。

「泣菫饅頭」・「泣菫煎餅」は地元の文豪・薄田泣菫にちなんだ和菓子

 キューキンドーのお菓子の中でも、原稿用紙の柄の紙で包まれている小さなお饅頭があります。その名も「泣菫饅頭」。名前に「泣菫」(きゅうきん)とあるように、明治10年(1877年)に倉敷市連島で生まれ、明治時代の詩壇で活躍した詩人・随筆家、薄田泣菫(すすきだきゅうきん)にちなんで作られた和菓子です。長さ約5cm、幅約2cmほどの大きさの泣菫饅頭の特徴は丸い形ではなく、6角形状に作られていること。この6角形状は、厄神社(倉敷市連島町西之浦)にある、「薄田泣菫の6枚屏風型の詩碑」をイメージした形をしており、熱く熱した鉄板の上ですべての面を焼いています。口に入れると外側の皮はサクっとし、中のこしあんはしっとりとしており、食感が楽しめるお饅頭です。
 キューキンドーでは、ほかにも薄田泣菫にちなんだ「泣菫煎餅」という、ピーナッツ煎餅があります。瓦の形をした煎餅に、「薄田泣菫の6枚屏風型の詩碑」の絵図と、「薄田泣菫詩碑」の文字の焼き印が押してあります。煎餅に表現された「薄田泣菫の6枚屏風型の詩碑」は周りの木々も描かれており、味わい深いピーナッツ煎。粉状のピーナッツを使っているため、大人から子どもまで食べやすく、口にするとほのかにピーナッツの香りがし、懐かしい味がします。この泣菫煎餅は1枚1枚に真鍮で作られた焼き印を押していきますが、時折焼き印にかすがたまってしまい、きちんと絵図が押印できないため、このかすを丁寧に手で取っていくそうです。
 薄田泣菫の生地である水島の連島で誕生し、現在も作り続けられている泣菫饅頭、泣菫煎餅はその形、味ともに先代から変わらぬ味を守り続けており、現店主・森岡武氏は「地元の人にそっぽを向かれないよう、確かな味を作り続けていきたいです」と、日々お菓子作りに励んでいるそうです。是非、キューキンドーの銘菓「泣菫饅頭」と「泣菫煎餅」を味わってみてはいかがでしょうか。
(2023.5更新)

団体名

キューキンドー

所在地

〒712-8014 倉敷市連島中央5-13-36

電話番号

086-444-8432

代表者

森岡剛(取締役)

ポイント

営業時間:9:00~18:00
休業日:毎週火曜日・水曜日
(但し、繁忙日は営業しています。ご来店前にお問合せ下さい。)
FAX:086-444-4023