倉敷堤窯(くらしきつつみがま)

倉敷エリア|工芸品

飾らぬ美しさと力強さ

倉敷市の西を流れる高梁川の旧い堤の跡に1960年春、父 晴二郎氏が登窯を築き、「堤窯」と名づけました。

「眼で作った」気迫の作品

 武内晴二郎氏は、倉敷の大原美術館初代館長、武内潔真の次男として誕生し、「酒津堤窯」を創業します。戦争で左腕を失うも、型物を中心にスリップ・型押・象嵌などの技法を駆使した作品は重厚で力強いものであり、片手では極めて難しいと思われる陶芸活動へのチャレンジ精神に周囲の人たちも敬服し、感嘆させたものでした。陶芸家 濱田庄司氏は 「武内晴二郎君の陶器は手で作ったというより眼で作ったといいたい気がします」 と評する程でした。

酒津堤窯から倉敷堤窯へ

 晴二郎氏が昭和54年(1979年)に逝去され、息子の 真木(マキ)氏が継承します。真木氏は、栃木県益子町の浜田窯に入門し、晴二郎氏が亡くなられた同年、「酒津堤窯」を「倉敷堤窯」と改名されました。
 倉敷産の土を使用する陶芸家も近年では数軒のみになりましたが、継承以来、倉敷で採れる粘土を使い作陶し、平成18年(2006年)には倉敷民藝館賞も受賞されています。

「暮らしの器」へのこだわり

 氏のこだわりである、「広く使え、飾らぬ美しさと力強さを持った器」という作品作りに、「暮らしの器をメインに作陶する氏のこだわり」が現れた、力強さと柔和さが表現された絶妙に表現された陶器です。
(2013.8)

団体名

倉敷堤窯

所在地

〒710-0801 倉敷市酒津1660-65

電話番号

086-422-4441

代表者

武内真木(たけうち まき)

ポイント

広く使っていただけることを念頭に、古来、民窯で繰り返し作られてきたような「飾らぬ美しさと力強さ」を持った器を作陶しています。