
真備は、奈良時代の政治家「吉備真備」が晩年を過ごした事で有名で、町の名前にもなりました。吉備真備は遣唐使として中国に学び、文化や学術を日本に持ち帰りました。帰朝後は政治的にも活躍し、右大臣にまでのぼりつめた人物です。
吉備真備公の菩提寺である「吉備寺」には、吉備様と呼ばれる吉備真備公の墳墓があり、入学・就職の祈願で多くの参詣者が訪れます。周囲は、吉備真備の業績を後世に伝えるため作られた「まきび公園」として、中国風の全国的にも珍しい公園になっています。吉備真備の人物像や歴史を学ぶことができる「まきび記念館」も併設されています。
また真備には、6世紀後半の築造と考えられる県下三大巨石古墳のひとつ「箭田大塚古墳」があり、明治34年の調査で、須恵器や土師器、権力の強大さを示す刀剣・馬具・金環・勾玉などが発見されました。それらは吉備寺にも一部保存されています。
- 郷土の偉人を顕彰し後世に伝える まきび公園
- 朱塗りの柱が中国情緒を醸し出す まきび記念館
- 合格祈願パワースポット 吉備寺
- 県下三大巨石古墳のひとつ 箭田大塚古墳