⑨ 玉島港周辺
港の両岸にプレジャーボートや漁船がずらりと並び、のんびりとした港町の風情が漂います。干潮時には、浅瀬にクチバシをつっこんで餌をとる鳥たちの姿も。約1km南に「魚市場」があり、玉島港で獲れる新鮮な魚を一般にも提供しています(9:30~13:00/水・祝除く)。
港の東側は公園になっていて、かつて水島灘を航行する船を見守っていた玉島灯台の一部分がモニュメントとして設置されています。
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【玉島灯台の歴史(現地案内板より)】
このモニュメントは、玉島柏島の八幡山に設置されていた「玉島灯台」の上層部をそのまま移設保存したものです。八幡山には、江戸時代に船用の灯明台がつくられ、明治16年に最初の灯台として「八幡灯台」が設置され、そのあとを引き継いで昭和26年に「玉島灯台」が建設されました。
以来42年間にわたって、玉島港へ出入りする船はもとより、水島灘を航行する船の安全の道しるべとして重要な役割を果たしてきました。
しかし、対岸の玉島E地区の埋立てが進み、灯台の役割が十分果たせなくなったため、平成5年2月、約2.8Km沖合いに「水島港玉島防波堤灯台」が新たに建設され、「玉島灯台」はそのつとめを終えました。
私たちは、海上交通の安全のため、灯台の果たす役割やそれを支える海上保安庁の任務の大切さを再認識するとともに、通称「八幡灯台」として市民の皆さんに長い間親しまれてきた「玉島灯台」を港町玉島のシンボルとして末永くここに保存するものです。