③ 栄町商店街・羽黒神社周辺
小高い山の上にある「羽黒神社」の境内に立つと、神社を中心に何本もの街路が伸びていて、ここから港町が発展していったことが分かります。山のふもとには栄町商店街があり、その中でも目を引くのが赤レンガの洋館「みなと湯」。昭和2年に建てられたハイカラな銭湯です。(現在は閉館)
※マップ上の施設やカメラのアイコンをクリックするとその場所の写真が表示されます。
【羽黒神社の歴史】
羽黒神社のある羽黒山は、かつて瀬戸内海に浮かぶ小さな島でした。万治元年(1658年)、備中松山藩主の水谷勝隆が玉島地方の新田開発の際に、水谷家累世の氏神である出羽国羽黒山の出羽神社を勧請して、玉島開墾の成就を祈願し建立しました。
その後、商港として繁栄した玉島港周辺の人々や、玉島港に出入りした千石船などの商人に信仰を集め、現在も住民からは「羽黒さん」と呼ばれ親しまれています。