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秋の深まりとともに全国各地で開催される秋祭り。倉敷でも各地区で様々な秋祭りが催されます。重要無形民俗文化財にも指定されている伝統ある祭りや繊維製品の即売会がある祭りなど、倉敷の魅力あふれる秋祭りをまとめてご紹介します。秋の行楽シーズン、倉敷の観光と一緒に祭りも楽しんでください。
倉敷市児島、琴浦地区の総氏神である鴻八幡宮の例大祭は10/10(土)・11(日)に行われます。江戸時代末から伝わるだんじりと千歳楽が町内を回ります。だんじりで演奏される祭囃子「しゃぎり」は県下でも数少ない祭り囃子の一つで県指定重要無形民俗文化財になっており、だんじりの進行・停止などの動作に合わせて7曲の囃子を使い分けて演奏します。
阿智神社の秋の例大祭に合わせて開催される一大イベント。往時の町並みを色濃く残す本町・東町の各家が通りに面する格子戸を開け放ち、屏風や自慢の宝物、また風情のある花を活けて展示し、訪れる人々をもてなします。
倉敷の町を見守る阿智神社の豊作を祝う秋祭り。御神輿が出陣し、獅子舞や「じじ」「ばば」の面を被った「素隠居(すいんきょ)」も繰り出します。素隠居に団扇で頭をはたいてもらうと、賢くなる、健康になるなどといわれています。土曜の夜は境内で舞や雅楽の演奏、天領太鼓を楽しみ、日曜は早朝から夕方まで御神幸行列や布団太鼓を載せた『千載楽』が街の至る所で見られます。
戸島神社秋季大祭(乙島まつり)は約700年の歴史があり、玉島乙島の鎮守、戸島神社境内で行われる秋祭りで、「倉敷市重要無形民族文化財」に指定されています。
大揚物と呼ばれる千歳楽、御船、だんじりの山車が太鼓と伊勢音頭に奏でられながら町内を回り、夕方に再び境内へと戻ってきます。見所は町内の巡回を終えた大場物が神社の170段の石段を練り登る様で、勇ましい掛け声とともに左右に蛇行しながら登る壮観な光景は観る人々を魅了します。