知れば知るほど魅力発見 歴史スポットへ

歴女が案内! イラスト:歴女

倉敷の町の発展に貢献した大原家の功績をたどる旅。

パワースポット

由緒ある神社やお寺が倉敷各地に点在しています。厳かな雰囲気に包まれて、心鎮かにお参りしましょう。

イラスト:歴女

熊野神社(くまのじんじゃ)

修験道の開祖・役小角(えんのおづの)とその弟子たちが開いた神社。紀州熊野の十二社権現の神体を、701(大宝元)年にこの地に遷し祀ったものと伝えられています。全国に3800余ある熊野神社の中で唯一、本宮の古来の姿を今にとどめています。明治時代に国策として行われた神仏分離政策によって、現在の熊野神社と五流尊瀧院とに分かれました。

  1. 写真:第二殿
  2. 写真:第六殿
  3. 写真:拝殿(右)と五龍尊瀧院(奥)
01. 参道の両脇に備前焼の狛犬を進み、正面に建つ第二殿で参拝
02. 地主神を祀った「第六殿」
03. 拝殿(右)と、その奥には「五龍尊瀧院」の三重塔が建つ。敷地内に寺と神社が建ち、神仏習合の名残を今に伝えている
歴女memo

役小角は飛鳥時代から奈良時代の呪術者です。
第六殿は熊野権現の鎮座する地を守る地主神を祀った特殊なもの。紀州熊野の本宮にも同様なものがみられます。

イラスト:歴女

山門をくぐると、福岡山の麓に社殿が整然と並び、向かって左から第三・第一・第二殿、そして第四・第五・第六殿といいます。6棟からなる本殿のうち、明応元(1492)年に建てられた第二殿が国の重要文化財に指定。その他の5棟が県の重要文化財に指定されています。5棟はいずれも1647 (正保4)年に岡山藩主池田光政によって再建されたものと伝えられています。荘厳な佇まいが印象的で、周囲は凛とした空気に包まれています。

  1. 写真:.左奥から、第三殿、第一殿、第二殿、第四殿、第五殿、第六殿
  2. 写真:第二殿
  3. 写真:八尾羅宮
  1. 01.左奥から、第三殿、第一殿、第二殿、第四殿、第五殿、第六殿と並ぶ
  2. 02.第二殿は国の重要文化財に指定
  3. 03.八尾羅宮では月1回、月例祭が執り行われる
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境内の一角に建つ「八尾羅宮(はっぴらぐう)」は昔から商売繁盛の神様として有名。また日本で唯一の「いじめ除けの神」としても知られています。

詳しく見る 備前焼の狛犬もチェック!

由加山 蓮台寺(ゆがざん れんだいじ)

日本三大権現のひとつ「瑜伽大権現」を祀る古刹。歴史は古く、約1300年前に僧・行基により開山。300年ほど前からは備前藩主の池田侯の祈願寺として栄えました。厄除けの総本山としても知られ、総本殿1階には木造座像の「厄除大不動明王」が祀られています。総高7.59m、仏身3.66m、持たれている利剣も長さ3mととても大きなもので、日本最大級を誇ります。総本殿の奥には、県指定文化財の客殿が建ち、中には円山応挙(まるやまおうきょ)の襖絵などが飾られ、貴重な文化財を拝観できます。

  1. 写真:総本殿
  2. 写真:本瓦葺裳階付入母屋造の客殿
  3. 写真:真王殿
  1. 01.厄除けをはじめとする祈祷は総本殿で行われる
  2. 02.客殿は本瓦葺裳階付入母屋造の堂々たる建造物。寛政から文化年間の再建とされている
  3. 03.総本殿1階の真王殿には日本最大級の厄除大不動明王がお祀りされている
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客殿は、寛政年間(1700年頃)築の建物で、備前藩主の池田侯の宿泊・休憩所として建てられたもの。木造では県下最大級の建物です。

詳しく見る イラスト:歴女

由加神社(ゆがさん ゆがじんじゃほんぐう)

由加山は2000余年の歴史をもつ神仏混淆の霊山。江戸時代より由加大権現として人々の信仰を集め、また備前藩主池田侯の祈願所として栄えました。本宮は磐座(いわくら)信仰を起源とし、日本三大権現のひとつ、また厄除けの総本山として知られ、表参道から19段、25段、33段、42段、61段と厄除けの石段が続いています。本殿は県の重要文化財に指定され、入母屋造の屋根2棟をひとつの屋根にまとめた比翼入母屋造といわれる形式で、妻入として比翼の破風の美しさを正面にみせています。

住所倉敷市児島由加2852
TEL086-477-3001
HP倉敷由加山 厄除け総本山由加神社本宮
  1. 写真:祈祷殿
  2. 写真:厄落とし玉
  3. 写真:タコ神様
  1. 01.代表的な権現造りの拝殿(祈祷殿)
  2. 02.災いを玉に移して的に落とす「厄落とし玉」
  3. 03.豊漁祈願のかわいい「タコ神様」
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「子授けのご神木」をはじめ、豊漁祈願の「タコ神様」、災いを玉に移して的に落とす「厄落とし玉」など、境内にはご利益スポットがたくさん。

イラスト:歴女「見どころがいっぱいですわ!」

藤戸寺(ふじとじ)

天平年間(729~749)に行基が建立したと伝わる古刹。平安時代の末期に起こった源平藤戸合戦で、荒れ果てた姿に。先陣の功をたてた源氏の武将・佐々木盛綱が、源平両軍の戦没者の供養をするため建物を修復し、この地で大法会を開催。今では「源平合戦供養の寺」として知られています。平家物語の一節にも出てくる「沙羅双樹の花」が境内に植樹され、見ごろを迎える6月には、4日間だけ客殿を開放し、「沙羅の花を観る会」を催しています。
藤戸寺のふもとには佐々木盛綱像があります。

  1. 写真:外観
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境内に立つ高さ約3.5mの五重塔婆は、県の重要文化財に指定。鎌倉時代前期の石塔の様式がうかがえる全国的にも貴重な作例の1つです。

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円通寺(えんつうじ)

奈良時代に行基によって開基されたと伝わる古刹。江戸時代には、詩人や書家としても知られる僧侶の良寛が、約20年間も修行したことでも知られています。小高い丘の上に広がる境内には、石組みの庭、本堂や良寛堂、座禅堂などの葦屋根の建物が点在し、荘厳な雰囲気に包まれています。一帯は円通寺公園として整備され、四季折々の花が訪れる人を迎えてくれます。県指定の名勝にも指定。

  1. 写真:葦屋根の本堂
  2. 写真:境内からの眺め
  3. 写真:良寛の像
  1. 01.厳かな雰囲気に包まれた葦屋根の本堂
  2. 02.境内がある小高い丘から玉島の町並みを望む
  3. 03.境内には良寛の像が建つ
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円通寺の麓には玉島の町並みが広がり、江戸時代に千石船で賑わった玉島港の繁栄ぶりを今に伝えてくれます。

詳しく見る いい眺め!

宝島寺(ほうとうじ)

859(貞観元)年の開基と伝えられる宝島寺は、真言宗の僧侶であり書家としても名高い寂厳(じゃくごん)が住職を務めた寺としても知られています。慶長年間(1596~1614)に火災にあいますが、難をのがれた唯一の建物として仁王門が今も立っています。桁行3間、梁間2間の欅の円柱を用いた三間一戸の八脚門で、屋根は切妻造、本瓦葺の簡素な造り。左右に脇間のある様式で、両脇間は前後にわかれ、仁王像は後室に祀られています。市の重要文化財に指定されています。

住所倉敷市連島町矢柄5633
TEL086-444-8035
  1. 写真:外観
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寂厳が書いた屏風や掛け軸、巻物など関連資料が残り、これらは県の重要文化財に指定。毎年10月下旬には展示会を開催し、寂厳による貴重な書画を見ることができます。

イラスト:歴女「是非、拝見したいですわ!」
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