76回 植物園を楽しむ会「夕闇つつむ山辺を楽しむ」
2018年7月7日深夜から、未曽有の大雨水害を経験した倉敷市、でも倉敷市は広いです。
高梁川にそう遠くないところにある、重井薬用植物園。ここではさしたる被害もなく、恒例の
定例観察会「植物園を楽しむ会」が7月15日18:00~20:00まで開催されました。
お友達や、親戚の方も災害地真備におられるといわれる片岡園長先生、
そんなことはおくびにも出さず、開会のあいさつをされます。
熱中症対策万全の参加者の皆さん。さすがに参加者は少なかったです。
湿地エリアにはヌマトラの尾が所せましと咲いていました。 コオニユリも!!
コオニユリの茎の上で、枯螳螂が、蜘蛛を咀嚼中で、
大勢にみられても逃げようともしませんでした。
コオニユリとオグラセンノウとヤチシャジンのコラボ。上手く写っていませんが・・・!
湿地エリアに咲くユウスゲの群生。この花も夕べに咲いて、朝にしぼむはかない花。
花は食べられるとのことで、参加者の皆さん、惜しみながら写真を撮り、
花をむしっていました。
温室エリアに帰って、用意されていたしゃぶしゃぶの鍋を囲んで、食しました。
あっさりとした、さわやかな香りとともに舌づつみを打ちました。
そしてすっかり闇に包まれた園内のあちこっに咲くカラスウリの花を夢中で撮りました。
フラッシュをたかなくても、焚いても上手く写りませんでした。
最後に我が家でもよく咲き楽しませていただいた、元祖日本の月見草の種が水をかぶることで
外に飛び出すところを見せてくださいました。
自然は時に恐ろしい牙をむきますが、こんな可憐な花たち、強靭な野辺の花たちが、
また人間を限りなく癒してもくれるのだと、自然の守りびと、自然のボランティアの実践者の
片岡先生、ボランティアの方々に敬意の腰を深く深く折ったのでした。
頑張ろう倉敷・頑張ろう真備!!