沙美アルプス
岡山県南部には標高500m以下の低山が多くあります。そして、それらを繋いで歩ける縦走路(ご当地アルプス)があります。和気アルプス(和気郡和気町)、瀬戸アルプス(赤磐市~岡山市東区瀬戸町)、おくの細道アルプス(瀬戸内市邑久町)等です。
今回、沙美アルプス(倉敷市玉島黒崎~浅口市鴨方町)を歩いてきました。
低山を歩くのには、蜂やクモや蚊も少なく、草木も生い茂っていない秋~春の時期が適しています。
スタートは倉敷市玉島の黒崎公園。
公園南側の畑を通り、スタートから急登と急な下りを繰り返すややハードなコース。
中国電力の送電線巡視路を辿っていきます。
昔から沙美地区と玉島地区の往来があった「沙美峠」
途中、夏には県内外から多くの海水浴客で賑わう「沙美海岸」を見下ろせる絶景スポットがあります。この沙美海岸は、1996年に「日本の渚100選」にも選ばれています。黒崎漁港をはさんで西浜、東浜の2カ所に分かれ、特に西浜は約1500mにわたって緩やかな弧を描く海岸線に白い砂浜が続いています。
上から見るとその様子がよくわかります。
ここから進んでいくと下りになり、車道に出ます。また、車道を2㎞程下ると寄島の町へ出ます。寄島は古くから漁業の町として栄え、今でも海の幸に恵まれた土地として有名です。季節にもよりますが、昼食に牡蠣やシャコ料理を食べるのも良いアイデアだと思います。
再び縦走路へ。
寄島漁港の牡蠣の養殖の様子が見下ろせる絶景ポイント。
向月登山口に下り、フィニッシュしました。
時折見える瀬戸内海の風景がとても美しいコースです。
ぜひ1度歩いてみて下さい。
*アクセス:
黒崎公園登山口まで:井笠バス「小原水門バス停」から550m。
金光駅から約5km。(徒歩約1時間)
駐車場あり。
向月登山口から:鴨方駅まで2.4km。(徒歩約40分)