花菖蒲満開
6月に入り、倉敷市木見にある住心院では、梅雨の季節によく似合う、花菖蒲が見頃を迎えています。
この住心院には、休耕田を利用して、約500種類もの花菖蒲が植えられており、満開を迎えると、およそ900平方メートルの敷地に、約2万本が華やかに咲き誇ります。
この花菖蒲畑は、もともと住職のお母様が、花菖蒲が好きで、およそ15年前から少しずつ種類を増やし、お花好きの住職さんが、丹精に育ててこられたそうです。
今では、市内屈指の花菖蒲畑として、毎年たくさんの方々が、観賞に訪れています。
今年は、株の植替えを行った為、種類も少し減り、枯れてしまったものもあるそうですが、それでも十分すぎる程の美しさでした。
花見に来られた方に、ゆっくり鑑賞して頂こうと、休憩場所も設けており、親切にお茶も用意してありました。
あちらこちらに住職さんの優しいお心遣いが伝わってきます。
花を観賞していると、児島からお越しのご夫婦にお会いしました。
この時期になると度々、花菖蒲を愛でに訪れているそうで、「色んな種類の花菖蒲が見れるのが魅力的で、また何度も来たくなる美しさです。」と、白や紫に色づく花々を楽しまれていました。
花の見頃は、これから1週間から10日間とのことです。
梅雨の季節ならではの風情を感じに、お出掛けしてみてはいかがでしょうか。
心と目が癒されますよ。
JR木見駅から徒歩15分。
道の角には、住心院の道案内看板が立ててあります。
駐車場を設けておりますが、近づくにつれ、路地が細くなっていますので、
お車でお越しの際は、お気を付けください。
倉敷には他にも花菖蒲の名所があります。
真備の大池ふるさと公園がおすすめです。
例年、6月中旬に菖蒲祭りが開催されます。
岡田藩ゆかりの大池の畔のそばに造られた大池ふるさと公園。
金田一耕助の生みの親、横溝正史が大池の周りを巡って小説のトリックを考えたと言われています。