倉敷 天領寿司祭り
みなさんは倉敷 天領寿司祭りというものをご存知でしょうか?
今年平成21年3月1日から来年平成22年3月31日まで開催されている、倉敷の食のブランド「倉敷寿司」をPRするイベントです。
倉敷、児島、玉島の参加店舗にて、倉敷寿司が食べられるようになっています。
10月1日から参加店舗も増え、秋の新メニューも出てくるということで、9月28日に倉敷アイビースクエアで行われた展示発表会に出席させていただきました。
倉敷の祭り寿司
岡山県を代表する郷土料理には祭り寿司というものがありますが、実は倉敷にも祭り寿司と呼ばれるものはあります。
岡山の祭り寿司は、江戸時代「食膳は一汁一菜」というお触れを出された町人たちが、魚や野菜をたくさん寿司飯に混ぜ込み、そこに汁を添えて一汁一菜の形にしたことが由来となっています。
一方倉敷はというと、天領であった頃、倉敷の商人たちが祭りの日に近隣の人や知人を集めて見栄いっぱいの祭り寿司を振舞っていたそうです。
そのため倉敷市内の各地域、各家庭で作り方や材料が違い、「ばら寿司」、「ちらし寿司」、「ばらちらし寿司」、「返し寿司」と色々な呼ばれ方をされていますが、これらを総称して「倉敷寿司」としています。
発表会の様子
会場に入ると、すでに各店舗の自慢の寿司が並べられていました。
春から好評をいただいており、今回10月1日からは今までの15店舗に11店舗を新たに加え、合計26店舗の参加となるそうです。
今回はその26店舗のうち、24店舗の「倉敷寿司」が並べられていました。
どの寿司も色とりどりの食材が並べられ、見た目も楽しくとてもおいしそうでした。
発表会はまず主催者の方の挨拶からはじまり、岡山、倉敷の祭り寿司、倉敷寿司についての説明などがありました。
倉敷寿司は倉敷市やその周辺の食材を多用し地産地消に努めていることや、各家庭ごとの寿司の作り方を母から娘へ代々伝えられていたものが最近は途絶えがちになっていること、この倉敷寿司を盛り上げていくことで、倉敷の祭り寿司を残していきたいという意気込みなど、興味深いお話を聞くことができました。
寿司の展示発表会ということで、見た目を楽しんだ後は試食をさせていただきました。
私も何種類か食べさせていただきましたが、魚や野菜など、各素材の味もしっかりしていて、寿司飯と一緒に食べてもとてもおいしかったです。
また各寿司ごとに味付けも違い、色々な味を楽しむことが出来ました。
10月から加盟店は倉敷19店舗、児島6店舗、玉島1店舗の26店舗に増えます。
是非、一度と言わず様々な「倉敷寿司」を食べ比べにきてください。
定番メニューで召し上がれるお店と予約制のお店があります。倉敷天領寿司祭りの情報はこちらです
http://kankou-kurashiki.jp/campaign/tenryou_sushi/