
今年は、倉敷の生んだ実業家 大原總一郎の生誕100年の年です。
生誕日の7月29日から大原美術館分館では、
大原總一郎生誕100年記念展「大原總一郎の美術館創造」が開かれています。
大原美術館と大原總一郎
大原美術館は、父大原孫三郎と児島虎次郎が築きましたが、
戦後、そのコレクションを拡充していったのは、大原總一郎でした。
總一郎は、「新しいものを加えて行くことこそ 父・孫三郎の遺志に添う」と語ったそうで
日本と西洋の近代洋画をはじめ、前衛美術、
さらには、民藝作品も積極的に収集して、現在の大原美術館を形作りました。
大原總一郎生誕100年記念展

今回の記念展では、西洋と日本の近代洋画を中心に
總一郎のコレクション約150点と多くの資料が年代別に紹介されています。
その中の一つ 関根正二の代表作「信仰の悲しみ」は、
幻想にみた女性たちが描かれたもので
関根自らの内面にある意識やイメージが現れた作品と言われています。
分館のお披露目の時に公開された作品108点の一つで 国の重要文化財に指定されています。
関連のホームページはこちら