倉敷雛めぐり in 児島2012(旧野﨑家住宅・別邸)
江戸後期に製塩業で財を成した大庄屋屋敷の雛めぐり。3000坪の敷地のあちらこちらに雛が飾られています。
奥行き42メートルの主屋に感激遠く彼方にお雛様とおだいり様が仲良く飾られています
児島・野﨑家雛めぐり
JR児島駅から少し北に行くと小田川が流れています。小田川には昭和橋、大正橋、八千代橋とレトロな橋が架かっています
八千代橋を渡り奥手に駐車場があり、駐車場を出るとすぐにジーンズストリートになっています
ジーンズストリートを少し歩くと野﨑家旧宅があり、倉敷雛めぐりの提灯が飾られていました。門には御成門と長屋門があり立派です
門造りは江戸時代の大庄屋建築のなかでも特に壮麗であるようです。
まず、玄関を入って目に留まったのが右手にある白壁の土蔵群です。
南から内蔵、大蔵、書類蔵、新蔵、岡蔵と並び内蔵の後方には夜具蔵が配置されています。
蔵を見るだけで当時の「塩田王国」の様が伺われます。
中門をくぐると庭園があり、特にさつきの萌え出る晩春は見事だそうです。
庭内には三席の茶室があり茶室めぐりするだけでも見応えがあります
表書院下の間には振袖が飾られ、押絵雛など中座敷を彩っています。
中座敷から向座敷までは二三間(42m)、9つの座敷が連続しています。
押絵雛は江戸時代後期には全国各地で作られ、土雛とともに庶民の雛祭りに飾られていました
展示館2には享保雛をはじめ、明治天皇雛など貴重なお雛様を数多く展示しています
(享保雛は明治5年に野﨑家が池田家より拝領したものです)
第一展示場では製塩の歴史を学ぶことができます。野﨑家の歴史も伺えます。
塩づくり体験館では昔ながらに土鍋で塩を作る体験ができます。参加費無料(ただし、入館料要)
野﨑家別邸 ~おひな同好会~
野﨑家別邸にもたくさんのお雛様が飾られ見応え充分です
百畳敷きの大広間に各家庭の御殿雛、古今雛、ジーンズ雛を一堂に展示しています。
花嫁衣裳に袖を通し着せつけしてもらい、赤い毛せんに座り、たくさんのお雛様に囲まれ夢ごこち
お姫様気分を味わうことができます。超ご満悦
玄関、縁側にとずらりと雛達が並び何度も訪れたくなる雰囲気です。時間をかけて周るもよし、何度も訪ねるのもよし。
雛めぐりは期間は3/11で終わりとなりましたが四季折々、また違った風景を探しに訪れたいものです
玄関入口では児島おかみさん会による甘酒やぜんざい、倉敷名産梅園羊羹などお土産販売などありました
また時間をかけてゆっくり散策したいものです