新児島館(仮称)暫定オープン
倉敷美観地区に新たなアートスポットが増えました。
倉敷市本町の旧中国銀行本町出張所が2021年10月1日から
「新児島館(仮称)」として暫定開館しています。
2017年まで倉敷アイビースクエア内に開設していた児島虎次郎館が、
改修工事を終えリニューアルオープンしたものです。
こちらの建物は、大原美術館の創立者である大原孫三郎氏が頭取を務めた
旧第一合同銀行倉敷支店として大正11年(1922)に竣工、
平成10年(1998)、国の登録有形文化財に選定されています。
建物内にある当時の美しさを残す優美なステンドグラスは、一見の価値があります。
ぜひご覧ください。
「児島虎次郎」は現岡山県高梁市出身の画家でした。
1908年頃、虎次郎は大原孫三郎の支援を受け、ヨーロッパに留学、
同時にモネ、ロダン、エル・グレコなどヨーロッパの絵画を購入していきます。
この素晴らしい作品たちが、現在大原美術館に展示され、世界に誇る美術館となっています。
新児島館内は現代美術作家のヤノベケンジ氏の
サン・シスター(リバース)と題された大きな作品が展示されています。
不定期に立ち上がり、目を開く瞬間があり、とても迫力があります。
ほかに、OHARA MUSEUM SHOPの商品が一部販売されています。
https://www.yanobe.com/index.html(ヤノベケンジ氏のwebsite)
以下大原美術館のHPより
新児島館(仮称)
入館料金:無料
開館時間:10:00~16:00
休館日:大原美術館の開館予定に準じます。
作品には、作者の東日本大震災に関する深い思いがあり、
作品前にはその思いが記述されています。
ぜひこのサン・シスター(リバース)の意味をご一読ください。
外観南側上の部分が空と繋がっているみたいできれいでした。
ぜひ外観もご覧いただきたいです。
倉敷美観地区に新しい風景がまた一つ増えました。
散策の際、ぜひ訪れてみてください。