マービーふれあいセンター & 真備図書館 in 2021
豪雨災害から3年ぶりに復興した倉敷市真備町の
マービーふれあいセンターに行って来ました。
3年前の西日本豪雨でマービーふれあいセンターは
高さ3.5メートルまで浸水し休館。
被災直後、マービーふれあいセンターは
災害ごみの仮置き場となったり、
復興商店街が設けられたりしましたが
2020年3月から復旧工事か進められ
2021年6月24日に再開記念式典が行われました。
3年ぶり復興した建物の中に入ると
マービーふれあいセンターのシンボルだった
空中モニュメントが迎えてくれました。
マービーふれあいセンターは旧真備町時代の
1996年に開館。
以来、真備町住民の文化・芸術の発信と
憩いの場として親しまれていました。
空中モニュメントは、
美術家 高橋 秀氏の作品「伝説起源」です。
説明文によると
【メッシュの球体の中にかぐや姫を思わせる布を巻き入れ
天へと昇ってゆく浮遊感を表しました。
かぐや姫は竹の産地として知られている
真備町より構想しました。
大洪水よりマービーふれあいセンターの復活にあわせて
モニュメントもきれいに再制作しました。】
二階から見下ろす一階の床の模様♪
早島町写真家・髙田昭雄さん
早島町在住の髙田さんは、
豪雨災害発生の二日後(2018年7月8日)に
真備町に入り浸水した民家などを写真に収め続けてきたそうです。
小田川の菜の花や、夕日、 復興の花火・・・
その後も月に5,6回程度足を運び
復旧していく町並みや、四季折々の原風景や
小田川の豊かな自然などを
レンズ越しに見つめてきたそうです。
小田川に今も残るモクズガニ漁の写真です。
投網漁の網が美しく、思わず見入ってしまいました。
このほか、弥生時代に栄えていたことがわかる古墳や
出土品などの写真も展示されていました。
約60点の作品が出品された
早島町の写真家髙田昭雄さんの個展
「恵みの川・歴史の道ー小田川」は、
豪雨災害から3年ぶりに復活した
倉敷市真備町の
マービーふれあいセンターのギャラリーで
2021年7月15日~20日 まで開かれました。
マービーふれあいセンターの東隣では、
水害で約12万7000冊の図書を全損した
倉敷市立真備図書館も復活していました。
中に入って目についたのは、金田一耕助
横溝正史コーナーもありました
きちんと整理された本棚の並びは美しく、
近かったら、毎日でも来たいと思いました。
美しい図書が、二度と水没することのないように祈りながら
マービーふれあいセンターを後にしたのでした。