倉敷の総鎮守=守り神である阿智神社を訪れました。
お食事処やお土産屋さんが軒を連ねる倉敷美観地区の一角、鶴形山の山頂にあります。
休日や観光シーズンには特に賑わいを見せる美観地区ですが、
阿智神社を目指す階段を上るにつれて、その雰囲気と空気が変わっていきます。
日々の運動不足を通告してくれる階段を上ると見えてくる立派な神門。

阿知神社
現在は新型コロナウイルス感染防止の為使用禁止になっている手水舎には、
季節の花が飾られていました。こちらは水仙。

手水舎
境内には、ひと際目を引く大きな木がありました。
モッコクの木です。「縁を“持つ濃く”」と縁結びの木として知られています。
その周囲の柵にはおみくじが結ばれていました。
こちらも珍しいのですが、自身の生まれ年である干支の場所に結ぶそうです。
ちなみに、はりきって引いてみた私のおみくじは、末吉でした。何とも言い難いです。
しっかりと生まれ年の干支の場所に結びました。

モッコク

おみくじ
モッコクの木から少し視線を右にずらすと、
新芽をつけているカリンの木が白壁によく映えていました。
カリンの花の開花は5月頃とのこと。楽しみです。

カリンの木
そして知る人ぞ知る、「神代桜」。山梨県の日本三大桜の苗をいただいたものだそう。
近年は本当にわずかしか花をつけていなかったそうですが、
土壌を整えるなどの工夫を凝らした結果、
今年はよく蕾を付けているとのことでした。
写真は先週のものですが、それからもう少し暖かくなっているので、
蕾たちも花開いていることかと思います。

神代桜
美観地区内を散策はしても、そこから少し足をのばして阿智神社まで行くことが
あまりなかったことを反省する程に魅力的な場所でした。
次回は藤やカリンの花が咲く頃に、そして夏に、秋に、冬に、
それぞれの季節の阿智神社を訪れたいなと思います。