今年も旧野﨑家住宅・迨暇堂のお雛同窓会に行って来ました。

野﨑家のお雛さまと言えば、なんといっても享保雛。
毎年取材させてもらっています。

今年は、筆者の固くなった膝を思いっきり曲げて、何とかお二人の素敵な笑顔を撮ってみました。
優しい笑顔が撮れました。

今年は案内の方がおられて、狆を連れた女官の説明をしてくださいました。
狆は当時とても珍しい高価な犬だったということです。

立雛図 土佐 光武(1844~1916)江戸後期から大正期に活躍した日本画家。
軸のこの桜図(左)立雛(中央)梅図(右)は野﨑家三代目武吉郎の長女「雪」の
初雛の節句を祝い明治3年に描かれた(説明文より抜粋)
2020年もコロナ禍の中、華やかな雛飾りが、並べてありましたが、
一向に収まらぬ2021年は、さらにひっそりとした感じでした。
それでも野﨑家は、毎年見飽きない懐かしい道具類が目白押しで、
一つ一つ丁寧に見て歩けます。
展示館・土蔵群などなどたくさん写真に収めて、迨暇堂に向かいました。

玄関では、腰ほどの高さの市松人形が迎えてくれます。
おひな同窓会の会場、100畳間の部屋には七段飾りの雛段が、
びっしりと並べられて、何度来ても目を見張らされます。

この度は備前焼でできた小粒のお雛さまもありました。
右は彩色備前という雛飾りも目新しく思いました。

古いものから新しいもの。
色々な趣向を凝らして、ずっとずっと続いてほしいものだと
思いながら、迨暇堂を後にしたのでした。
2020年度のお雛めぐりも見てくださいね。
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