下津井吹上漁港で名物の干ダコ作りが始まったとの
新聞記事を読んで、さっそく行って来ました。

小春日和の暖かい日が続いた前々日と違い、この日は
あいにくの曇り空。それでもまず、瀬戸大橋の真下にある
田土浦公園に行ってみました。公園には、若い女性がひとり、
慣れた手つきで、釣り竿をあやつっていました。

公園から干だこのある第一田之浦吹上漁協までは、車で2・3分のところです。
岡 耕作 組合長の許可を得て、さっそく写させてもらいました。
寒いという日ではなかったのですが、勢いよく燃える炎に活気を覚えました。

綺麗になりすぎた瀬戸内海で、海の中の生物が減少しているという
ニュースをちらっと見たことがあり、漁獲量が少なくなったというタコにも
影響があるのかなと、思いました。

瀬戸大橋のたもとでゆらゆらと揺れる干ダコは、師走の風物詩と愛されて久しいのです。

瀬戸大橋と干ダコを題材に多くのアマチュアカメラマンが被写体として、
腕を振るっていました。岡組合長は、好きに撮っていいと誰にも寛大でした。

そんなタコの漁獲量も年々少なくなっているようで、帰ってきた船も
籠1杯の収穫量だったようです。
でもまた以前のように2杯3杯のたこが獲れるようにと心で祈りながら、
その場を離れたのでした。
その帰り今は風の道となっている下津井電鉄の終着駅に行ってみました。




今にも走りそうな美しい車体が
フェンスに囲まれた曇天の下、
ちょっぴり寂しそうでした。