第75回 春の院展・倉敷展
2020年7月4日午前9時から第75回春の院展倉敷展が開催されるというので、
9時に間に合うように、雨の中急ぎました。
いつもの年だとオープニングのアトラクションが開催され、大勢の関係者や、院展代表の
先生方が挨拶されるのですが、今年は新型コロナウイルスのせいで、すべて中止、
直接2階の受付に行ったのでした。受付では、係りの方が検温器ををもって一人一人
体温を測ってくださいました。受付までの長い道(笑)には、ロープが張られ
3密にならないよう係りの方が丁寧に誘導していました。
そして会場に入りました。
たくさんの素晴らしい画の中で、やはり懐かしいボルゾイ犬のゼウスの前に立ちました。
2014年相棒のタイアナが亡くなってお骨を迎えた時、見えない空間に向かって一筋の
涙を流したというゼウス。強烈な印象のゼウスに再び会えて、その元気な姿に釘付けに
なったのでした。しかし作者は、ゼウスを描くのではなく、桜の散りゆく花びらを乗せる
春の風の余韻を描きたいと思われたのだそうです。(作品解説より)
西田 俊英 「ゼウス風に立つ」
表紙 「微風」 倉島 重友
「夢心地」 井手 康人(県内出品者)
「沿線の道」 小田野 尚之
「錦秋」 那波多目 功一
同人の皆さんの画に見入るご夫婦。同人の方々の作品は、
まだまだたくさんあります。
「日暈」 下田 義寛
「明日香心象 月明り」 田淵 俊夫
「サマルカンドの人」 松村 公嗣
同人の方々の作品を堪能して、入選作の展示されている第3展示室に・・・。
お客さんはだんだん増えていくようです。
井手先生が教えておられる子どもたちの小さな作品が並んでいた展示コーナーには、
この度は何もなく、白い壁が続くのも寂しい限りでした。
右の作品は、春季展賞(郁夫賞)の「国来、国来」 川崎 麻央
春季展賞 「花トバ」 西岡 悠妃
外務大臣賞 奨励賞 「融点」 吉村 佳洋
「おきにいり」 池田 早智 初入選
「ねこのねごと」 近藤 仁
「夏の約束」 芝 康弘
「砂の枕」 菊地 貴子 初入選
同人作品35点 入選作品68点
2020年7月4日(土)~7月12日(日)9時~17時15分
素晴らしい美術展です。是非お越しください。