住心院~花便り~
梅雨の晴れ間の6月17日、倉敷市木見にある住心院へアジサイを見に行って来ました。
JR倉敷駅(山陽本線)から南へ約12キロ、自家用車で約30分で到着しました。
JR木見駅(瀬戸大橋線)から約800mの少し高台にあります。途中に看板があるので迷わず行けました。
駐車場は、住心院の正面と東側にあり、18台程度(無料)停められます。
木見駅
看板
住心院正面
住心院東側の風景
お寺の東側の山裾に、100種類100株以上のアジサイが色とりどりに咲き誇っていました。
青やピンク、白、紫、赤といった花の色はもちろん、はじめて見る形も多く、多様な品種に驚きました。
しっとりと咲くアジサイを見ていると、涼やかな気持ちになりました。
紫陽花
このお寺は花菖蒲も有名で、見頃はそろそろ終わりでしたが、花菖蒲も愛でることができました。
花菖蒲の隣の休耕田に、コスモスも咲いており、これまた驚きました。
また、スモークツリー、花ザクロ、タチアオイなども植えられており、所狭しと華やかに咲いていました。
花菖蒲
コスモス
「夏椿はこちら、裏庭へどうぞ」の貼り紙があり、誘われるが如く車庫を通らせていただき、裏庭へまわると、ナツツバキの可憐な白い花が咲いていました。
ナツツバキは、平家物語でうたわれた「沙羅双樹」と言われています。
朝に開花し、夕方には落花する一日花なので、世の無常さを象徴する花として登場します。「祇園精舎の金の声、諸行無常の響きあり。
沙羅双樹の花の色、盛者心衰の理をあらはす。」と、思わずつぶやいて鎌倉の世に思いを馳せました。
無心に咲く花を見て、コロナ禍の世の中ですが、心も洗われて癒されました。
ナツツバキの木
ナツツバキ器の花
このあたりは、中国自然歩道の近くですので、神社仏閣巡りをしながら自然を楽しむハイキングも、ぜひオススメです。
◆住心院
住 所:倉敷市木見1290
電話番号:086-485-0225
JR木見駅(瀬戸大橋線)より約800m(徒歩約10分)