令和2年3月15日
岡山県倉敷市真備町岡田の横溝正史疎開宅で
「真備 雛めぐり」が開催されているというので、
倉敷物語館に行ったその帰り、真備町岡田に
急ぎました。

あいにくの曇り空、時に小雨のちらつく寒い日と
なりました。

でも玄関の土間には、遠いボランティアの方々から
届いたという大きな立派な吊り飾りが、寒さを吹き
飛ばす勢いで迎えてくれました。

今年は「いろんなお雛さまをお迎えしています」とチラシにもあるように
立派な段飾り、竹のお舟(?)に乗った様々なお雛などなど華やかさに
感嘆しきりでした。西日本豪雨から2年弱。復興著しい真備町岡田の人々の
力強くも雅な心意気を感じずにはいられませんでした。
真備の皆さんが作られた吊るし飾りの向こうでは、金田一耕助の影が変わらず
皆さんを歓迎しているようでした。

真備の青竹に乗って、皆さんが作られた男雛・女雛。
小粒ながらもたおやかな美しさで伝統を守ろうと
優雅に座っていました。

「あかりをつけましょぼんぼりにお花をあげましょ桃の花
今日は楽しいひな祭り。」そんな歌が聞こえてくるような・・・♪

特筆は、マビ昭和記念館から出品してもらったという
竹でできた雛段と、兜です。
松の下の翁媼、そして松の下で構想を練る金田一耕助の
竹細工もありました。
そして管理人さんが出してくださる甘酒も美味ですよ♪
横溝正史疎開宅で令和2月22日から始まった真備の雛めぐりは、
4月1日まで
火・水・土・日(10時~16時)
開催しているそうです。
日にちをよく確認して、新型コロナウイルスなどに負けないで
お雛さまを愛でにいらっしてください。
田園風景が素敵な、豪雨災害にも合わなかった、古民家です。
4月にはミステリアスな、黒いチューリップも咲くそうです。