まびフェス ~真備に音と色と笑顔を~
2019年6月30日午前11:00から、このブログでもお知らせしていた
まびフェス ~真備に音と色と笑顔を~
というイベントが開催されました。
主催者はimimという若者二人。
紅白を目指して旅をしていた二人は、2018年7月の西日本豪雨で被災した
倉敷市真備に遭遇し、多くのボランティアの人々と一緒に
ボランティア活動に励んだそうです。
いったんは出身地の神奈川に帰られますが、どうしても
被災地の岡山県の真備が忘れられず、8月から岡山に拠点を移し
ボランティアをしながら、歌で人々を励ましたい、癒したいと
活動をされていました。
おもしろいKoheiさん?カッコイイ?Kenさんとして
二人はお年寄りもですが、若いお母さんたちの心
そして何より被災して不安定な子供たちの心を、その
綺麗な歌声と明るく優しい人柄で虜にしたようです。
子供たちは、広い体育館でのびのびと遊んでいました。
以前にも感じたことですが、ここでは子供の泣き声、
大人の怒る声、何にも聞こえませんでした。
聞こえるのは、ただ明るい笑い声、はしゃぐ声。
そしてそれらをニコニコと見守る若い方々。
こんな空間が存在すれば、いじめや虐待など
存在しないのではないかと思わされたのでした。
テントの下にはこの日のために用意された、
お店がずらりと並んでいました。
また防災のための煙体験ハウスも設置されていました。
まだ開会まで30分もあるのに続々と人が集まっていました。
開場と同時に整然と受付に並びます。若い方が多いのには、感激します。
若い力が、真備の復興を着々と進めているようです。
天井には、虹色の布が張り巡らされ、
真備町のみなさんが作られたというデニム生地の
ガーランドが壁や天井に力づよく施されていました。
たくさんの顔が描かれた大きな音符模様も可愛かった♪
みな子供たちが描いてくれたのだそうです。
被災時のあちこちで活躍したブルーシート。
きれいに洗ってトートバックや、バッチや、コサージュに変身して
売られていました。その代金は、次の復興イベントに使用されるとか!!
丸五の地下足袋の実演もありました♪
丸五の出店を応援して、茶屋町の鬼もきていました。
オープニングMCが終わってお楽しみの第1回抽選会が始まりました。
その後、司会をされていたimim Kenさんと絶妙な司会をされていた方と二人で、
会場をくまなく紹介してくださいました。
幼児も大喜びの自衛隊のキャラクターと、制服を着たKenさん。
右は銀髪が美しい上品な奥様が、熱烈なフアンの証拠の素敵に装飾された
団扇で、盛んにアピールされていました。
清楚で可愛いしおんさん。岡山出身のアーティストだそうです。
右は、imimさんが大好きな、大平伸正さん。
前後しますが、大平さんの前に真備東中・真備中学校吹奏楽部のみなさんが、
演奏されました。みなさん災害にもめげず立派に楽器を駆使して、演奏されていました。
みなさんの演奏をバックに1曲だけimimの二人が、歌われました。
まるでオーケストラをバックにうたわれているような・・・!
災害復興には欠かせない陰の立役者、社会福祉協議会の松岡さんともお会いして
お礼を申しあげました。松岡さんは来るなりたくさんあった団扇を一人一人に
手渡してくださいました。団扇にはみな裏表に励ましの言葉が書いてありました。
来場者の皆さんの楽しみは、imimさんと会えることと、一回・二回とある抽選会
のくじに当たることでした。
(左) たくさんの賞品が並べられていました。
そしてとうとうフィナーレです。
舞台の背景に終始彩を添えていた看板は、かなりや保育園の先生と
みんなが描いたのだそうです。花火のような小さな手形。
いろいろな模様が所狭しと描いてあります。
子どもたちが喜んで、嬉々として描いたもの!!
子どもたちが、生き生きと自由に明るく、先生もimimさんも!!
子供たちと一緒になって・・・!
子どもたちの明るく生き生きしている理由がわかった気がしました。
そして待望のimimさんの舞台です。
息の合ったお二人の歌声が響きます。
真備に来て、酷暑の夏を汗にまみれ、
雪降る冬には病にかかりながら歌を届けられた若者は、
災害復興のボランティア歌手として、ラジオ・新聞・テレビなど
メディアに取り上げられ、1年足らずで
活躍の場を広げ大勢のファンのアイドルとなられました。
活躍の場はまだまだ広がることと思いますが、倉敷市真備から
真備の、倉敷、岡山の魅力を発信しながら、歌手として
大成されることを皆さんこぞって祈ってます。
そして、豪雨にも負けず再び立ち上がった元気ある真備町へ
ぜひ観光にお越しください。