金田一ロケ地巡り & ともしび出前うたごえ喫茶 & imim
去年11月24日一時は開催が再開されるか危ぶまれた
1000人の金田一耕助が、地元の方々のご厚意と、
強力な倉敷市の協力で無事記念すべき10周年の行事
を繰り広げられることが出来た出発点の清音駅。
県内外からの参加者の皆さんが、ずらりと並ばれた
光景が、昨日のことのように思い出される清音の駅を、
この日は、巡・金田一耕助の小径
ロケ地巡りスタンプラリー開催場所でもある駅に
寄ったのでした。
10時過ぎの駅はまだ静かでした。
駅で聞くと、すぐにロケ地巡りスタンプラリーの立派な冊子をくださいました。
7か所回るとオレンジ色のマスキングテープがゲットできるのです。
後の4ヶ所は、高梁市・新見市・笠岡市・井原市と少し遠く、
昼からのともしび出前歌声喫茶に行くために友達二人と真備に行こうとしている
私たちには不可能なことなので、清音駅の次は、横溝正史疎開宅に向かうことに
したのでした。そして疎開宅で、念願の濃い色のマスキングテープをいただいたのでした。
横溝正史宅で始めて訪れたといわれる友達を、記念撮影♪
玄関で!! そして筆者も初めての真備ふるさと記念館で、横溝正史先生を痛く愛されて
おられる係の方から、いろいろ説明をしていただきました。
金田一耕助とは関係ない本もたくさん執筆されているとの興味深い話も聞くことが出来ました。
もともと地元に伝わっていた話を聞かれて「首」という本も書かれたそうです。
歴史館は入場無料で歩き疲れればゆっくり休憩もでき、また金田一耕助の
衣装を借りて写真撮影もできるそうです。ぜひ歴史資料館にもおいでください。
横溝ファンでなくても興味をそそられるものがたくさん展示してあります。
そして、13時開場、13時30分開演に向けて、会場の岡田小学校の体育館に行きました。
びっくりしたことに、そこにはたくさんの方々が、受付をしたり、お茶を渡したり、
温かいコーヒーを接待して、用意万端整えていらっしゃいました。
ステージになる広場には、ピアノやギター、エレクトーンなど整然と並べられていました。
そして真備町岡田シニア倶楽部歌声喫茶代表の前田氏が、応援に来られた 東京新宿の歌声喫茶
ともしびの「ともしび出前歌声喫茶」の代表 吉田正勝氏を感謝の心を込めて、紹介されました。
そうして総勢400名強という大合唱が始まりました。
この日はNHKアナウンサーの矢崎氏も来ていらっしゃったので
頑張ろう 真備の横断幕を背景に、また撮らせていただきました♪
皆さん楽しそうにソプラノの清水正美さんの指導で精一杯歌われます。
体育館は熱気で暑いほどでした。
15分の休憩の間に、今はすっかり真備のアイドルとなっているような感じのimimさんのうちの
白い方kenさんが通りかかり、にこやかにポーズをとってくれました。
お二人は、歌声喫茶が終わるころ、ブドウの家でライブをされるので、
皆さんを誘いに来られて、1曲歌われたのでした。
休憩をはさんで、主催の真備町岡田地区 岡田シニア倶楽部歌声喫茶実行委員会
協力 JFEみずしま混声合唱団 総勢約20名の方が、峠の我が家など歌われました。
岡田地区でいつもお世話されている方が、この日も写真を撮るのに忙しく働いて
いらっしゃるので、声をかけて撮らせていただきました。
この方は吉備真備駅でこたつライブをしているとき歌われたマリオさん。今日は見物とのことでした。
美しい歌声は続いていました。受付や、接待の皆さんも東京新宿から持ってこられた、ともしびの貸してくださる
歌集を開いて、歌っていらっしゃいました。
最後の閉会の挨拶を、テレビでも博多に行かれるまでをドキュメンタリータッチで
放送されていた森脇氏が、博多の娘宅からこの日のために帰ってきたと、真備がいい、真備がいいと
声をふり絞るようにいわれ、閉会の挨拶とされました。
少し離れたところで聞いておられた清水正美氏の
感に堪えないお顔も印象に残りました。
様々なドラマが、百人百色生まれていることでしょう。
でも がんばろう 真備!!で歌ったこの日を心の糧に
ホット一息憩い、そして頑張りましょう。
様々なドラマがある、その中にどうしても気にかかる
若者がいます。
彼らもまた、真備が気になり真備から離れられない人たちなのです。
ブドウの家の方たちが、難しい今風の歌「とくべつ」(imim作詞作曲)の歌を歌詞を見ずに
歌えるようになっていたと、涙ぐむ心優しい若者たちです。
彼らがここまで真備の人々に受けいれられたのは、その甘く美しい歌声とともに、
その地道なボランティア活動の賜物なのでしょう。
自分の身も返りみず、一生懸命働いた。
その誠実さが、人の心を打ち、信頼を寄せるようになったのだと思えます。
歌を歌う人が世に出るのは並大抵ではないように思います。
愚直ともいえる、imimさんの生き方に、感動すら覚えずにはおられません。
若い人はもちろん、お年寄りや、小さな子供まで、数あるimimさんの
歌を口づさんでいるようです。
CDが売れていくらの世界の彼ら。ライブが終わり
CDが1枚売れても嬉しそうな健さん、浩平さん。
二人の前途が、真備とともに、ブドウの家の方たちとともに
良い年でありますよう祈りながら、
宵闇迫った真備の街を後にしたのでした。