玉島・羽黒神社にて、村芝居「熊田 恰」上演
平成30年11月25日(日)に、羽黒神社境内 特設舞台で、「第16回おかやま県民文化祭「文化がまちにある!プログラム」の一環として、「熊田 恰(くまた あたか)」を描いた村芝居「高梁から玉島へ、時の流れに思いを馳せて」が上演されました。
晴天に恵まれ、あたたかな日差しの下、例年以上の来場者でにぎわい、立ち見の方も多くいました。
羽黒神社の境内には、熊田 恰を祀った「熊田神社」もあります。
村芝居上演に先立つステージでは、地元の園児・児童や市民団体による、玉島の歴史や文化に関連した歌や踊りが披露されました。
また、高梁からは、松山踊りと仕組踊りが披露されました。
そして、最後は、備中甕江座による村芝居「熊田 恰」の上演です。
熊田 恰は、150年前、鳥羽伏見の戦いで「朝敵」とされた備中松山藩の藩士で、藩主の板倉 勝静(かつきよ)の命により、大坂から150余名の藩士と帰藩中、玉島で討幕軍の岡山藩に包囲されました。そこで、熊田 恰は、藩士の助命嘆願書を託し、西爽亭(次の間)で自刃(じじん)しました。これにより、玉島での戦いは回避され、藩士も命を助けられました。
芝居では、第1場 大坂の別れ,第2場 美袋(みなぎ)の談合,第3場 その朝(とき)が演じられました。
最後に熊田 恰が自刃する場面では、観客の熱気が高まり、固唾を飲んで見守りました。
芝居を通して、当時の歴史を見つめ直すことができました。
この芝居は、次回、2019年1月20日(日)に、西爽亭(お成りの間)にて14時から開演されます。
ぜひお越しくださいませ。
お問い合わせ先 : 倉敷市旧柚木家住宅 西爽亭
住所 倉敷市玉島3丁目8-25
電話 086-522-0151
開館時間 午前9時~午後5時
休館日 月曜日(月曜日が祝日の場合は次の休日でない日),
年末年始(12月28日~1月4日)