コスプレイベント 「1000人の金田一耕助」10周年!!
平成30年11月24日(土)今年で実に10年目という、
コスプレイベント「1000人の金田一耕助」が無事に開催されました。
西日本豪雨の影響もあり、今年の開催はどうなるだろうと思っていましたが、
地元の方たちの尽力で今年10回目を迎えることが出来ました。
24日、首を長くしてその日を待っていた筆者は、まず岡田分館を訪ねてみました。
そこにはすでに田治見要蔵に扮した中学生と、井川鶴子に仮装したそのお母さんが、
待っていらっしゃいました。聞けば中学生3年という息子さんは、受験生だけど、
このイベントでは、勉強することがたくさんあるといわれていました。
また真備の人たちとの人情溢れる交流が忘れがたく、本当に聖地だとも!
小学4年生の時参加した息子さんは、本当に大きくなられていて、高校になっても
参加すると力強く言われていました。
右のお二人は、岡田祭りでも歌っておられた、imimさんで、真備の方たちの人情に触れ、
真備を去りがたく、復興の力になればと、留まっておられる方だそうです。
復興には、娯楽もいると甘く美しい声で歌い、若い力でボランティアにいそしまれる姿は、
半端ではないと、真備の皆さんの信頼を得、新聞にも取り上げられて
おられます。この日は金田一耕助と、佐清に扮して開催時間までくつろいでおられました。
集合場所に行ってみると、岡山でNHKのアナウンサーをされていて、金田一耕助をよく紹介して
くださっていた、吉岡アナウンサーが、東京から到着されたところでした。
3番目の方は岐阜から来られたとのこと。家族と倉敷まで一緒で、あとは別行動とか。
一年に一度のイベントで、毎年楽しみにしているとのことです。
子どものころから熱烈な金田一ファンで、そんな聖地が心配で、
いてもたってもいられない思いだったと、
今年も来られたことを本当に喜んでいらっしゃいました。
金田一の仮装で登場の吉岡氏。今年は喪服姿の御夫婦と・・・。
森美也子さん役だった方は、今年もお友達と一緒でした♪
金田一耕助になり切った3番目の方は、10年目の今年、
10年目の記念品を受け取られていました。おめでとうございます。
久しぶりに金田一耕助の扮装で、出発の挨拶をされる網本氏。
11月22日(木)『もぎたて』で一足早く「1000人の金田一耕助」10周年!!の
イベントを金田一のコスプレで紹介していらっしゃった
北村紀一郎NHKアナウンサーも、「今日は見物です」とにこやかな笑顔で、
参加されていました。
清音駅で金田一耕助のコスプレの方の記念撮影です。
続いて登場人物になり切った方々の記念撮影。(画像をクリックしてくださいね)
川辺橋を渡って来られた方々。
川辺一里塚を西に旧山陽道に入ります。このあたりでも浸水到達水位が、2.1mあったとは、
驚かされます。
それでも温かい地元の方たちは、いつもと変わらず最初の寸劇をしてくださいました。
ボランティアで、何度もこのあたりの方々の支援をされたimimさんも、
元気に歩いて行かれます。
石の道標は、何事もなく網本氏が説明されていました。
向かいの道標にも変化はありませんでしたが、浸水の高さを地元の方が
示しながら、拍手をして迎えてくださいました。
ありがたく深く会釈をしながら、撮らせていただきました。
3本指の男が、一柳家の家を尋ねます。しばらくして当主の一柳氏が、車に乗って通り過ぎます。
一番の見せ場です。みなさん真剣に見ておられました。
そして名演技に拍手を送りながら、倉敷市長 伊藤香織氏の登場です。去年までは名演技を披露
されていましたが、今年はことのほか忙しく、挨拶だけでもということでした。
参加してくださった、皆さんに真備の現状を説明されながら、
深い感謝の言葉を述べられました。
そして旧岡田村役場跡の広場で、記念撮影です。
濃茶のほこらでは、お墓参りのおばさんが…。実は岡田公民館の重鎮で、
イベントなど力を尽くしておられます。
今年も帰れ帰れと大カマを振り回して、演技される方。
幼児が怖がりもせず熱心に見ていました。
横溝正史宅まであと20mというところまで水がきていたそうです。
牧歌的なのどかな風景を地元の方が、演じてくださいました。
足の劣えを感じている筆者が着いたときは、金田一と横溝先生の出会う場面は
終わっており、横溝役の黒瀬氏が、メモ用紙片手に散歩に行く
迫真の演技の場面でした。
そのあと、横溝正史のお嬢さんという上品な夫人が、挨拶をされました。
厳しくて優しかった横溝正史の父親像を、詳しく語ってくださいました。
佐清の仮面を脱いだimimのkenさんと、金田一の扮装のkoheiさんと並んでにこやかな
笑顔の黒瀬岡田地区まちづくり推進協議会の会長!!
ここでも皆さんと記念撮影です。
千光寺に行かれる皆さんと別れて、一足先に真備ふるさと歴史館に向かいました。
途中、悪魔の手毬唄の可愛いお嬢さん役の方や、白木静子役などの方々が、
皆さんの到着を待っていらっしやいました。
そして、金田一耕助の銅像の立つ真備ふるさと歴史館に続々と帰ってこられました。
黒瀬正典会長から閉会の挨拶と参加してくださった方々と、たくさんの寄付をしていただいた
感謝の言葉、そして10周年になる今年、欠かさず参加された3人の方に記念品の贈呈がありました。
最後にみなさんと、頑張ろう倉敷、頑張ろう真備、とシュプレヒコ―ルをしました。
本当に感動、感動の一日でした。
帰り際には、いつものように美味しい善哉をいただきました。善哉の中には、
3つの色のお団子が入っていました。チョコレートを入れたもの、草団子にしたもの
いろいろ試行錯誤して、ミステリアスな中身にしたのだそうです。
地元の皆さんのおもてなしに、涙が出そうになりました。
本当に真備の皆さんありがとうございました。