鴻八幡宮のだんじり祭り(2018 in 児島)
澄み渡る秋晴れの10月14日、岡山三大だんじり祭のひとつの鴻八幡宮秋祭りを訪れました。
鴻八幡宮は約1300年前の創建と言われ、琴浦地区の氏神様として親しまれています。
前日の宵まち祭やしゃぎり発表会を経て今日が祭の本番。
その地区ごとの装束を着た老若男女が力を合わせてだんじりを盛り立てます。だんじりからは篠笛、胴長太鼓 締太鼓、鐘などの演奏がだんじりの動きに合わせて聞こえてきます。
この日の為にしっかりと練習を積んだ祭ばやし”しゃぎり”が活気を与えます。
しゃぎりは全部で7曲。曲の特徴、曲の名、使われる楽器や使い方などから
その起源は江戸時代まで遡るとされ、岡山県重要無形民俗文化財に指定されています。
今年は18のだんじりが参加、それぞれの地区を練り歩いて、最後は勇壮に鴻八幡に宮入です。
鳥居を入ってからの神殿までの15度以上もある急な傾斜はだんじりを引っ張る方は大変な力と気力が必要です。
男衆が大声であおり、太鼓の音さらに力強くなりお腹に響いてきます。あわや、だんじりがバランスを崩してグラッとしてヒヤリ!気合を入れるために威勢の良い掛け声がとびかい迫力満点。
鴻八幡のだんじりは京都の派手で豪華なものとちがい、飾りは短冊や笹の葉という素朴なもの。これからも時代に流されず、素朴な形をこのまま残していってほしいものです。
すばらしき日本の伝統。児島の力強いだんじり祭り。
観るだけでも感動と力をもらえ、明日からも頑張ろう!と思わせるものがありました。
来年は是非この感動を味わいに児島の鴻八幡宮大祭へいかがですか?