定例観察会 「植物園を楽しむ会」79 スイランの絨毯を楽しむ
平成30年10月13日(土)10:00~12:00まで、恒例の
79回「植物園を楽しむ会」スイランの絨毯を楽しむ会が開催され、
1時間ほど参加させてもらいました。
久しぶりの澄み切った青空、これぞ正真正銘の秋空と、
大空を仰ぎ見る晴天の中、参加者も気持ちよさそうに
次から次へと増えていきます。
迎えられる園長先生も気持ちよさそうです。
今月の先生の頭を覆う手ぬぐいの模様は、栗でした。
秋です!!見ているだけでウキウキしそうで、皆さん笑顔を禁じ得ないょうでした。
さっそく入り口付近で見つけた、こぶしの実の紹介です。細い糸でつながっている実は、
鳥に食べてもらうためだそうです。実を食べると種だけフンと一緒に排出されるそうです。
春にはいっぱい白い花をつけていたギンバイカの右の木は、今はスズメウリの実が
まぶれついていました。カラスウリに対比して(?)小さいからスズメウリとか♪
左の草の様なものは、ホソバヤマジソというのだそうです。
朝鮮半島など大陸方面から来たもので、氷河期のものだそうです。
昔分布を広げてきた植物が、高山植物や湿地の周辺で生き延びているそうです。
植物園近くの湿地に自生していたものだとか。
まだマツムシソウも咲いていましたが、右のミコシギクが珍しく目を引きました。
これも氷河期に咲いていたものだそうで、野生の菊だそうです。
水位が安定していないと咲かないとか。
これが安定して見えるところは、岡山県新見市にある鯉ヶ窪湿原だそうです。
ツメレンゲも咲いていました。11月4日は、しげい病院でツメレンゲの観察会が
開催されます。それから、皆さんフジバカマや、カラスウリの実を見に行かれます。
熟したカラスウリの実。まだ青いカラスウリ。ウリ坊のような模様です。
右端は、参加者の方が自由に園内を散策して見つけたもの。
鳥の巣にしては小さいし、まるいしと、先生に質問されました。
カヤネズミの巣だそうです。日本最小のネズミで、益獣だそうです。
何度来ても新しいものがあり、知らないことがたくさんで、まだまだ
説明を聞きたかったのですが、昼からどうしても行きたいとこらがあり
途中で失礼しました。
でもこの日のメインは、スイランを見ることでしたので、
失礼をして、湿地エリアに一足先に行かせてもらいました。
スイランの花!!太陽が真上あたりに昇らないと、咲き切らないと言われて、
温室エリアでいろいろ説明してくださったのでしたが、咲いていました、一面に!
まだまだ咲くのでしょうが、説明を聞けないのを残念がりながら、
後ろ髪惹かれる思いで湿地エリアを後にしたのでした。
片岡園長先生,ボランティアの方、ありがとうございました。