語らい座大原本邸2018
2018年4月29日 第38回ハートランド倉敷のオープニングセレモニーが始まるので、
朝早くから出かけました。
11時のオープニングセレモニー開催には間があったので、2018年4月1日に開館した
語らい座 大原本邸に入館してみました。
語らい座大原本邸(旧大原邸住宅)は、これまで閉ざされてきたものでも新しく建てられた
ものでもない、ずっと人が生活を続けてきた、生きた重要文化財です。過去を振り返るに
とどまらず、時代時代の先端性・本質性を表現し、今とこれからを考え語り合う場、
すなわち”触媒”(catalyzer)でありたいー大原美術館の正面、倉敷美観地区に新たな
メッセージ。(パンフレットより)
左 藍色に語らいの象徴のようなえんじ色のイラストがすっきりした暖簾が、生け花と
調和して、通りがかった人をも引き寄せずにはおけないような魅力的なものでした。
右には副館長さんが、入館の案内をしていらっしゃいました。
受付の方が、親切に説明して下さいました。写真撮影もブログにアップすることも
副館長さんともども許可してくださいました。
受付のところから、中を見ると入らずにはおられない暖簾(?)があり、天井から
ふりそそいでいる言葉に目を見張らざるを得ませんでした。
つみあがる必然 家督の幹を中心にそれぞれ関わりのあった人々が(パンフレットより)
右 この家で、大正末期から昭和にかけ、孫三郎、壽恵子と總一郎の親子間で交わされた
書簡の一部が、声とともに美しく障子に流れていきます。
しばらく見とれて、土間を出るとそこはまるで~ひやさい~黑塀となまこ
壁に挟まれた・・・!!白壁となまこ壁が有名な街、倉敷の原型を見る思いでした。
ひやさいの右側には、中倉1・・・大原の歴史
中倉2・・・10年先が見えた人
内中倉・・・哲学する経営者
それぞれの倉にそう言ったものが、展示してありました。
右 哲学する経営者と言われた大原総一郎の蔵書に囲まれたブックカフェ。
コーヒーのいい香りが、漂っていました。時間があればぜひ飲んでみたいと
思ったものでした。本に囲まれて…!!
思索の、間「離れ座敷」
孫三郎が見たであろう庭の景色。庭の向こうは、倉敷川、今まさにオープニングセレモニーの
開催を待って大勢の人が行きかっているであろう喧騒は、みじんも聞こえず、
ただただ新緑と静謐に満たされた、夢のような離れであり、お庭でした。
右 アルバイトだという初々しいお嬢さんに案内され、説明を受けて出口まで送って
もらいました。出てみてびっくり!いつも魅了されている、花嫁さんや、振り袖姿の
お嬢さんたちの人気の撮影スポットのひやさいに出たのでした。
しかも大原美術館は、右に曲がればすぐそこです。
今橋の上では、オープニングセレモニーの支度に余念がありませんでした。
倉敷美観地区にまた一つ素晴らしい観光名所が出来ました。
ハートランド倉敷ともども、ぜひお越しください。