「毘沙門天に会いに行く」
岡山市から倉敷市、総社市、真備町にかけての標高100~300mの山々。
その山の巨岩に毘沙門天が彫られている場所があります。
今回、その中の1つ、倉敷市真備町尾崎にある石槌山の石造毘沙門天立像を訪ねました。
倉敷から真備方面へ486号線を進むと右手に案内が出てきます。
途中からやや勾配のキツイ坂となり、つかまる為のロープも設けられています。
すべりやすいので、サンダルやヒールのある靴はNGです。
最低でもスニーカー、できれば底面に凹凸のある登山靴が良いと思います。
10分程で山頂へ。
倉敷市の指定重要文化財「石造毘沙門天立像」です。
室町時代末期の作と言われています。
見下ろす景色もなかなか良いです。
その昔、山そのものや巨石、巨岩などが信仰の対象とされていました。
毘沙門天は四天王の1つで、北方を守る武神として広く信仰されています。
旧山陽道沿いには、岡山市北区新庄上の庚申山や、
倉敷市山地の日差山、矢掛町東三成の鷲峯山などにも毘沙門天を刻んだ磨崖仏が残されています。
また今度、他の場所も訪ねてみたいと思います。
石造毘沙門天立像
車/山陽自動車道「玉島IC」より県道倉敷美袋線(54号線)を北へ5.5km。左折し国道486号を矢掛方面へ1.5km。
右手に出てくる案内に従い、北へ200mで登山口。
電車/倉敷駅から伯備線「清音」駅下車。井原鉄道に乗り換え「備中呉妹」駅下車。
北東へ1kmで登山口。