気分はミステリー作家
JR倉敷駅から伯備線に乗り換えて一つ目の駅、清音駅で下車しました。ここから、直線で3㌔ほどの所に、ミステリー作家であった横溝正史疎開宅があります。
4月23日(土)、倉敷市真備町にある横溝正史疎開宅で、イベント「金田一耕助春の誕生会in桜」が行われました。会場では、備中神楽の奉納が行われていました。
この日は疎開宅辺りから、備中神楽の胴丸太鼓の音が聞こえ、何だか横溝正史の小説や映画の中に入った気になれました。登場人物に逢える気がします。すると…。
イベントでは、コスプレ体験コーナーも用意されており、登場人物だけでなく、登場舞台にもなれるようでした。
もちろん、小説構想の要となった、疎開宅も見学できます。桜地区の人々と歓談し、筆を執ったであろう座敷が保存されています。
横溝正史が歩いた真備を、散策してみては如何でしょうか。金田一耕助の物語をあまりご存じない方でも、わかりやすい案内版があるので、おもしろいと思います。
もしかしたら、ボサボサ頭の着物をきた青年が、貴方とすれ違うかもしれません。
是非、横溝正史の世界を堪能しに、初夏の真備町へお越しください。
岡山県にある、映画のロケ地巡りもより楽しくできそうです。
映画「八つ墓村」ロケ地、広兼邸へは、JR伯備線「備中高梁駅」下車、車で50分。
映画「獄門島」ロケ地、真鍋島へは、JR山陽本線「笠岡駅」下車、笠岡港から高速船で45分。