旧野﨑家住宅を満喫
旧野﨑家住宅を満喫
児島にある「旧野﨑家住宅」を訪れたことはありますか?
これは江戸時代後期に大規模な塩田を開いた野﨑武左衛門が建てた民家です。
敷地は約3,000坪で母屋の他、入口を入ったところには7棟の土蔵がずらりと並んでいます。
今回はこの敷地内にある塩づくり体験館で土ひねり体験をしてきました!
教えてくださったのは備前焼陶彫の第一人者である木村玉舟先生です。
木村先生は備前六姓御細工人の17代目の方で備前焼の中でも異色な白備前を得意とします。
木村先生が備前焼について説明して下さいました。
備前焼は釉薬を使わず素材の味をそのまま活かすものです。
焼く時に使う木によって焼き物の色が変わるのだそうです。
例えば赤松なら黄土色、りんごなら白色。
また焼き物にかかる灰の量によっても変わるそうで、赤松の場合、たくさんかかると茶色になるそうです。
土ひねり体験では土の塊を手で思い思いの形に仕上げていきました。
みなさん何にしようか、何に使おうか考えながら楽しく作りました♪
5/2にこの体験をしましたが、焼き上がって作品を渡してもらえるのは8月になってから。
それまでが待ち遠しいです。
体験後は旧野﨑家住宅を巡りました。
敷地内には当時の暮らしの様子が残っているものが多くあります。
例えば従業員用の台所。昭和の頃に使用されなくなってからはそのままの状態で保存されています。
日本庭園も立派です。
お茶室がいくつもあるほど、広い庭園です。
現在は「日本陶彫会×瀬戸内想彫会展」で至る所に備前焼の作品が展示されています。
この機会に是非、旧野﨑家住宅に訪れてみませんか?
旧野﨑家住宅「日本陶彫会×瀬戸内想彫会展」
期間;4/9~5/31
問い合せ;086-472-2001
※土ひねり体験は特別に実施されたもの。今後開催されるかは未定です。