華やかにジャズストリート
11月1日(土)から2日(日)の2日間にわたり、第6回倉敷ジャズストリートが、美観地区内15会場で、華やかに開催されました。
出演バンドは、70バンド、総勢300人近いミュージシャンが、市内外から集い、モダンジャズを中心に、多彩な演奏を繰り広げました。
毎回、市内外から多数の聴衆を集め開催されるジャズストリート。今回も、会場を移動するためチケットを首から下げた人々と、楽器を持ったミュージシャンたちが、ひっきりなしに美観地区内を往来する姿が見られました。
専用の音楽ホールでない倉美観地区内の喫茶店やショップ、ギャラリー等を会場にしてのコンサートであるため、小編成のバンドが中心。小さな会場では席が不足して立ち見が出るほどの混雑ぶりでしたが、ジャズライブ特有の一体感に包まれていました。
今回初めて会場となった倉敷新渓園では、56畳の大広間で演奏。畳の上で、日本庭園を見ながらジャズ鑑賞という趣向が、いかにも倉敷らしい演出で、この催しの盛り上げにひと役買いました。
「演奏会場に町家や店舗を使っていることがユニーク。ジャズの即興演奏は、お互いの協力が大事。日本人が失いつつある心を取り戻せれば。」と、倉敷ジャズストリート実行委員会の大久保委員長。
フィナーレを飾った中橋ジャムセッションは、橋の両岸をびっしりと聴衆が埋め尽くす中で、午後5時から1時間半にわたって行われ、軽快なアンダービートが、夜間景観照明に照らされた白壁の街並みに響き渡りました。
来年のジャズストリートは、11月7日(土)、8日(日)に開催される予定です。