備中神楽・大蛇退治 in 新渓園2014
大原美術館の庭園・新渓園にある敬倹堂で
国指定重要無形民俗文化財「備中神楽」が開催されました。
楽しみにしていた「大蛇退治」
敬倹堂に入ると会場は溢れんばかりの人。
大迫力で・・・勇壮で・・・
終始魅了され・・・
笑いの渦にも包まれました。
岡山弁での夫婦の掛け合いはとても面白く、心地好い雰囲気に新渓園は包まれました。
演目
15:00~17:30 導き舞、猿田彦、国譲り
18:30~20:30 大蛇退治
成羽社(高梁市)
「大蛇退治」
悪行を働いたために高天原を追いやられた素戔鳴尊(すさのおのみこと)は
出雲の国の簸(ひ)の川上に立つ。
この時、川上で嘆き悲しむ脚摩乳(あしなづち)、手摩乳(てなづち)の老夫婦に出会う。
嘆きの子細を聞いた素戔鳴尊(すさのおのみこと)は
ただ、一人大蛇の口から逃れて生存する奇稲田姫(くしいなだひめ)との婚約を条件に
謀りごとをもって
八岐大蛇(やまたのおろち)を退治する約束をする。
奇稲田姫との契りの舞の後
松尾明神(まつのおみょうじん)が手伝い人とともに酒造りをする。
やがて
素戔鳴尊の幕掛り舞(まくがかりまい)に続く大蛇退治で幕となる。
備中神楽とは・・・
民族的にみると神楽は招魂・鎮魂(神を招き鎮め、災いが起きないようにすること)のための神事が
芸能化したものですが
西日本の神楽は出雲神話に基づいたものが多いのが特徴です。
「備中神楽」は岡山県の備中地方を中心に行なわれている郷土芸能で
暴風雨や悪疫などをもたらす荒神(こうじん)の心を和らげようと
して行なわれてきた荒神祭りの鎮魂行事の中で
民俗芸能として育てられました。(資料より)
とても楽しく見応えもあり、すがすがしい気持ちで新渓園を後にしました。
一歩外に出ると
夜の美観地区の雰囲気に再びカメラを向け
友人とはしゃぎながら
シャッターをきりました。
秋の夜長、是非、倉敷にお越しください。