倉敷館コンサート
6月21日(金)倉敷館1階で「倉敷館コンサート」が開催されました。今回の演奏はクラリネットとピアノによるものでした。クラリネット演奏者のティモシー・カーター氏は、アメリカ合衆国、メイン州ご出身で、ジュリアード音楽院で最優秀学生に送られるウィリアム・シューマン賞を受賞されています。その後も各コンクールで入賞され、欧米をはじめ世界各地で活躍されており、現在はくらしき作陽大学で講師として指導もされています。
ピアノ奏者の重利和得氏は岡山県ご出身。東京藝術大学、くらしき作陽大学の音楽学部を卒業、くらしき作陽大学で音楽専攻科ピアノ専攻を修了され、現在は作陽音楽短期大学助教・山陽女子高校非常勤講師としてもご活躍されています。
この日は静かな雨の中のコンサートとなりましたが、観客数は50名に上りました。
プログラムはモーツァルトの『ソナタ第34番 変口長調作品378』。
小雨が降るしっとりとした雰囲気の中、軽やかなクラリネットとやさしいピアノの音色に、観客は聞き入りました。
サプライズとして日本の馴染み深い音楽も演奏してくださいました。宇多田ひかるの『First Love』から始まり、坂本九の『上を向いて歩こう』では自然と手拍子をとる方も。そして代表的な唱歌『ふるさと』は予め歌詞が用意されており、皆で歌を歌って盛り上がりました。
コンサート終了後、館内は感嘆の声と鳴り止まない拍手で満たされ、感動の余韻に包まれていました。
毎週楽しみに来られる地元の方、美観地区を観光中の方、通りすがりに音色に誘われて入館された方、小さな子供からご年配の方まで皆で音楽を楽しんだ一時でした。
倉敷館コンサートは7月26日(金)まで毎週金曜日、18時30分から19時まで、倉敷館1階で行われています。
次回は28日に予定されています。
夕涼みがてら、是非「倉敷館コンサート」を聞きにお越しくださいませ。