種松山からライパークへ
まず種松山へ春の使者梅の花を求めて、登ってみました。
駐車場から少し登ったところにある蠟梅(ろうばい)は、それこそ満開に咲き誇っていて、立ち並ぶ蠟梅の林の中に入っていくと、頭から足の先まで、花の色に染まっていくような、そんな錯覚に陥りました。また素晴らしい花の香は、身体を包み込み、全身とろけていくような心地よさを感じさせました。
種松山の頂上から日本庭園を下り、水島方面への道に車を走らせると、やがて麓にライフパーク倉敷の
円い屋根と、風にはためく美しい旗が見えてきました。
市民の学習の場、憩いの場でもあるライフパーク。円形の建物も威容を誇ります。
この日は風の強い、寒い日でしたが、岡山から来たという保育園の園児たちが、遠足だとのことで、父兄や、
おじいさん、おばあさん同伴で、楽しそうにお弁当を開いていました。
玄関を入った正面には、広い階段のそばに本日の催し物の案内の電光看板が、市民の皆さんの利用の多さを
物語って、4・6時中、動いています。
今日の目的の一つは、介護ん が主催する、終活セミナー 昼の部 を聞き、取材することでした。
高齢社会の一員でもある筆者にも、身につまされる話の多いこのセミナーは、また大勢の人の関心を呼んで
いるようでした。
1時ごろからすでに廊下には、開始を待つ人々が・・・。 1時半受付時には、瞬く間に長い列ができました。
早くも席に着いて、開会を待つ人たち。 受付開始すぐに集まった人たちで混乱する廊下。
いかに関心が高いか、若い人の姿も多数で、その関心の深さに、驚かされます。
開会の挨拶をされる井上理事長と、
終活について分かりやすくユーモアを交えて講演される はあとふるネットワーク 瓜生理事長。
終活は誰のためでもない、自分のためにする との言葉が印象に残りました。
「THE だんどり」 という 終活ノートがあります。
充実した今を生き、もしもの時、子供たちや周囲の人が困らないように、備えを万全にし、そして残す。
もちろんお金です。生きている間はもちろん、死んでもなお、何かとお金のかかるご時世です。
人生の終盤を考えることは、決して高齢者だけではありません。
万全の心づもりをしてこそ、豊かな人生を送ることができるのではないかと思いました。
40代の若さで、介護んを立ち上げ、
理事長になって活躍されている井上きよみさん。
トークショウで、現場の生々しい事例を紹介し、教えてくださる方々。
すべての行事を終わり、笑顔を見せる井上さん。認知症のお母さんを介護しながらの活動。
頭が下がります。皆さんも是非「介護ん」を応援してあげてください。
ライフパーク倉敷は、市民の憩いの場として様々な施設、催し物がありますが、プラネタリウムや科学展示室がある科学センターは観光で倉敷に来られる方にも人気があります。
水島地区へ観光の際は、四季折々の花が楽しめる種松山、科学の楽しさが分かるライフパーク倉敷へぜひ立ち寄ってみてください。
どちらも大人から子どもまで楽しめるスポットです。
関連リンク
種松山公園西園地
ライフパーク倉敷 倉敷科学センター